関空のANA Cargo、国際貨物の引き渡し再開も完全復旧は未定

関空のANA Cargo、国際貨物の引き渡し再開も完全復旧は未定

全日空(ANA)の貨物部門、ANA Cargoは2018年9月18日(火)付けで、関西国際空港の貨物施設と同社上屋は引き続き電力と通信手段が十分に確保できていない状況が続いていると公表しています。復旧に全力を傾けており、現在までに貨物の棚卸を終え、国際貨物の引き渡し業務については再開すると発表しました。

再開する業務は、9月18日(火)から蔵置されている輸出貨物と輸入貨物の引き渡しで、営業時間は9時から15時です。ただし、電源の復旧に至っておらず、完全復旧の見通しは未定としています。また、上屋内に蔵置されている貨物は、多くが浸水による濡損を受けている状態です。

今後、上屋事業の再開に向け、早期引き取りの協力を求めているほか、車両の浸水に伴う故障が発生しており、稼働できる車両に制限があり税関検査や横持などの作業は原則としてできないとしています。このため引き続き、関空発着の新規予約と受託は停止しています。

メニューを開く