航空会社 ANA (全日空)
- 国
- 日本
- IATA | ICAO
- NH | ANA
- メンバー評価
- 搭乗レビュー 4.05 [11,113件]
- アライアンス
- スターアライアンス
搭乗レビュー
#669 (I514) 路線格差。ハノイ線の厚遇 その1(NH編)
搭乗写真
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搭乗機 NH JA890A B787... 続き
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NH ボーディングパス
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ここで20分は時間を節約できるのはあ... 続き
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最初に立ち寄った110番ゲート近くの... 続き
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羨ましい、と眺めるだけ。多分一生縁が... 続き
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次に立ち寄った114番ゲート近くのA... 続き
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こちらは逆にガラガラでゆったりとモー... 続き
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搭乗。夏空の残る羽田空港を定刻の出発
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自席10K
解放感と個室感のバランス... 続き -
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寛ぎに欠かせないオットマン。その下の... 続き
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18㌅タッチパネル式ワイドスクリーン... 続き
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NH C-class 機内食メニュー... 続き
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食後はwi-fiにつなげてみました。
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昼間便ですがフルフラットの恩恵を享受... 続き
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総評
前回のレビューで、ホーチミン-東京線の三つ巴(NH/JL/VN)の登用機材品質争いに於いて、
ANAが劣勢に立たされていることをレビューしましたが、
#668 (I513) 老朽化した機材と機内環境を補って余りあるANAのホスピタリティ
今回は同じベトナム-東京の路線の中でも、ハノイ線とホーチミン線の格差について少し触れたいと思います。各社の起用機材及びCクラスのコンフィグレーションの一覧は以下の通りです。
NH ハノイ-羽田 B789 (Staggered), ホーチミン-成田 B763 (Cradle) *NQによる運航
JL ハノイ-成田 B788 (SS8), ホーチミン-成田/羽田 B788 (非SS8, Shell Flat Neo)
VN ハノイ-羽田 A359 (Staggered), ホーチミン-成田 B789 (Herringbone) *A321による運航もあり
こうして見ると、VNの最新機材ラインアップ及び機内環境は甲乙つけがたいものがあります。
一方で、JLは同じB788なるもSS8仕様か否かによって格差あり、NHに至っては機材もシートも歴然とした差別化がなされており、ハノイ線の優勢が一目瞭然です。
在ホーチミン市在住者にとって、ハノイ線の厚遇とホーチミン線の冷遇には忸怩たる思いがある訳ですが、歴史的背景も踏まえたハノイとホーチミン市の生い立ち、特に政治的な北南格差と優劣が、そのまま路線格差となって表れているところに、抗しがたい因果関係を感じずにはいられません。
そんな思いを胸に抱いて、NH ハノイ-羽田 B789 (Staggered)の格差を実感する旅に出発です。
【チェックイン】
早朝の出発ピークを迎えそこそこの混雑も、ストレスフリーのチェックイン&セキュリティーチェックは有難し。
【ラウンジ】
搭乗口111に近いANA Loungeへ。やっと空席を見つけて朝ラーを啜る。雑然としており居心地が悪いので、114ゲートに近いもう一つのANA Loungeへ移動。こちらは空いており、香り立つコーヒーと共に、搭乗前のひと時をゆったりとした雰囲気の中で過ごしました。
【搭乗機・機材コンディション】
機番 JA890A, B787-9
コンフィグレーション 789 V2 International
2016年11月 初飛行
2016年12月 NH登録
機齢 0.8歳
コンディション 最高に近い。内装もシートもパリッとしていました。
エンジン 2 x RR Trent 1000
【機内概況・座席(シート)】
Cクラスは フルフラット スタッガードの1+1+1+1=4アブレスト
シートピッチは62㌅
ホーチミン-成田線のB763ERのクレドールシートとは雲泥の差、ハノイ線の厚遇とホーチミン線の冷遇を如実に表しています。
自席は10K。K席は偶数、A席は奇数の列が窓に接した好ポジションです。
【客室乗務員】
食事中の日本茶を飲み干しても補充なし。食事が終わり下げ膳に来るまで12分も放置されるなど、残念ながら一寸目配りに欠ける印象です。サービスはホーチミン-成田線のNQの方が優れていました。
【機内食・ドリンク】
お好きな時に
・ツナサラダとチェダーチーズの温かいフォカッチャ
・茅乃舎 野菜だしスープ
・舞茸うどん
・ミックスナッツ/あられ
・あられ(ベジタリアン・ハラール認証済)
和食
・口取り(蟹とほうれん草の菊花和え、鱧南蛮漬け、秋刀魚幽庵焼き、むかご真丈)
・主菜(金目鯛煮付け、俵御飯)
・味噌汁
・和菓子(播州銘菓はりま)
洋朝食
・アペタイザー(アボガドサラダとサラミ 海老のマリネと密柑のソース)
・メインディッシュ
奥州いわいどりのロースト 南部一郎かぼちゃのピューレ添え
カサゴの唐揚げ アジアンスパイシー風 ターメリックライス添え
・バゲット、チャバッタ
・ヨーグルトイスパハン(バラとライチとラズベリーを使ったヨーグルト風味)
【エンターティメント&アメニティ】
昼間便だがフルフラットにして休息を貪りました。
折角の18㌅タッチパネル式ワイドスクリーンだが、フライトマップのみ利用
【トイレ・洗面台】
シンプル&機能的&清潔
【総評】
粗定刻の到着、日系FSCの安定感は流石です。
今回、初めてのNHの東京‐ハノイ線に搭乗する機会に恵まれましたが、予想通りの路線格差、即ちハノイ線の厚遇とホーチミン線の冷遇を思い知らされることになりました。いつの日かホーチミン線でもより快適な機内環境が享受できるようになるよう、新機材がアサインされることを願って止みません。
ANAが劣勢に立たされていることをレビューしましたが、
#668 (I513) 老朽化した機材と機内環境を補って余りあるANAのホスピタリティ
今回は同じベトナム-東京の路線の中でも、ハノイ線とホーチミン線の格差について少し触れたいと思います。各社の起用機材及びCクラスのコンフィグレーションの一覧は以下の通りです。
NH ハノイ-羽田 B789 (Staggered), ホーチミン-成田 B763 (Cradle) *NQによる運航
JL ハノイ-成田 B788 (SS8), ホーチミン-成田/羽田 B788 (非SS8, Shell Flat Neo)
VN ハノイ-羽田 A359 (Staggered), ホーチミン-成田 B789 (Herringbone) *A321による運航もあり
こうして見ると、VNの最新機材ラインアップ及び機内環境は甲乙つけがたいものがあります。
一方で、JLは同じB788なるもSS8仕様か否かによって格差あり、NHに至っては機材もシートも歴然とした差別化がなされており、ハノイ線の優勢が一目瞭然です。
在ホーチミン市在住者にとって、ハノイ線の厚遇とホーチミン線の冷遇には忸怩たる思いがある訳ですが、歴史的背景も踏まえたハノイとホーチミン市の生い立ち、特に政治的な北南格差と優劣が、そのまま路線格差となって表れているところに、抗しがたい因果関係を感じずにはいられません。
そんな思いを胸に抱いて、NH ハノイ-羽田 B789 (Staggered)の格差を実感する旅に出発です。
【チェックイン】
早朝の出発ピークを迎えそこそこの混雑も、ストレスフリーのチェックイン&セキュリティーチェックは有難し。
【ラウンジ】
搭乗口111に近いANA Loungeへ。やっと空席を見つけて朝ラーを啜る。雑然としており居心地が悪いので、114ゲートに近いもう一つのANA Loungeへ移動。こちらは空いており、香り立つコーヒーと共に、搭乗前のひと時をゆったりとした雰囲気の中で過ごしました。
【搭乗機・機材コンディション】
機番 JA890A, B787-9
コンフィグレーション 789 V2 International
2016年11月 初飛行
2016年12月 NH登録
機齢 0.8歳
コンディション 最高に近い。内装もシートもパリッとしていました。
エンジン 2 x RR Trent 1000
【機内概況・座席(シート)】
Cクラスは フルフラット スタッガードの1+1+1+1=4アブレスト
シートピッチは62㌅
ホーチミン-成田線のB763ERのクレドールシートとは雲泥の差、ハノイ線の厚遇とホーチミン線の冷遇を如実に表しています。
自席は10K。K席は偶数、A席は奇数の列が窓に接した好ポジションです。
【客室乗務員】
食事中の日本茶を飲み干しても補充なし。食事が終わり下げ膳に来るまで12分も放置されるなど、残念ながら一寸目配りに欠ける印象です。サービスはホーチミン-成田線のNQの方が優れていました。
【機内食・ドリンク】
お好きな時に
・ツナサラダとチェダーチーズの温かいフォカッチャ
・茅乃舎 野菜だしスープ
・舞茸うどん
・ミックスナッツ/あられ
・あられ(ベジタリアン・ハラール認証済)
和食
・口取り(蟹とほうれん草の菊花和え、鱧南蛮漬け、秋刀魚幽庵焼き、むかご真丈)
・主菜(金目鯛煮付け、俵御飯)
・味噌汁
・和菓子(播州銘菓はりま)
洋朝食
・アペタイザー(アボガドサラダとサラミ 海老のマリネと密柑のソース)
・メインディッシュ
奥州いわいどりのロースト 南部一郎かぼちゃのピューレ添え
カサゴの唐揚げ アジアンスパイシー風 ターメリックライス添え
・バゲット、チャバッタ
・ヨーグルトイスパハン(バラとライチとラズベリーを使ったヨーグルト風味)
【エンターティメント&アメニティ】
昼間便だがフルフラットにして休息を貪りました。
折角の18㌅タッチパネル式ワイドスクリーンだが、フライトマップのみ利用
【トイレ・洗面台】
シンプル&機能的&清潔
【総評】
粗定刻の到着、日系FSCの安定感は流石です。
今回、初めてのNHの東京‐ハノイ線に搭乗する機会に恵まれましたが、予想通りの路線格差、即ちハノイ線の厚遇とホーチミン線の冷遇を思い知らされることになりました。いつの日かホーチミン線でもより快適な機内環境が享受できるようになるよう、新機材がアサインされることを願って止みません。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 10K
- 搭乗クラス
- C
- 区間マイル
- 2,273
- 出発予定時刻
- 08:55
- 搭乗時刻
- 08:35
- 出発時刻
- 08:55
- 飛行高度
- 10,363m
- 飛行速度
- 935km/h
- 到着予定時刻
- 12:25
- 到着時刻
- 12:29
- 予定飛行時間
- 5:30
- 出発空港 天気・気温
- ☀
- 出発ゲート・スポット
- 111
- 離陸滑走路
- 05
- 離陸時刻
- 09:29
- 到着空港 天気・気温
- ⛅
- 到着ゲート・スポット
- 45
- 着陸滑走路
- 29L
- 着陸時刻
- 12:21
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FlyTeam(フライチーム)では、搭乗レビューを投稿・公開するブログ機能を提供しています。すでに、44,754件の搭乗レビュー(搭乗記)が投稿されています。
westtower様
お久しぶりです。ベトナムでの生活はいかがでしょうか?HB-JMBでございます。
さて、羽田ハノイ線が好待遇な理由としては、JALが確か2015年に(羽田~ニューヨーク線をJALが開設する前の年だったような・・・。記憶があいまいで間違っていたらすみません)、深夜早朝枠でホノルル線を運航していたスロットを(業界では想定外といわれた)急遽ハノイ線に振り替えることで深夜早朝枠でJALが羽田~ハノイ線を開設したため、ANAもハノイ線に注力せざるを得なくなったのでは?と推測しております。
これが業界では想定外とカッコつきにした背景として、当時経営再建中だった日本航空の新路線開設を抑制(羽田スロット配分でのいわゆる「全日空へのスロット傾斜配分」)であり、その他の路線でも基本的に新路線の開設は認可されないこととされたため(いわゆる8.10ペーパー。一応2016年まで効力を持つとされた)ANAも新規路線開設はないと読んでいたところ、昼間枠ではなく、就航路線に制約がないとされる深夜早朝枠を利用した羽田~ハノイ線が認可され、実際に開設されたことがあります。これがANAにとっては相当な危機感を覚えることになった出来事だったのではないかと推察されます。ベトナム航空への資本参加も、この羽田~ハノイ線にJALが深夜早朝枠で参入したことで、ベトナム市場に対するANAのプレゼンスを脅かすと相当な危機感を抱いたことがそのきっかけの1つだったのでは?と推測しております。
さて、もうひとつのホーチミン線との格差ですが、これは完全な推測で、JALの羽田~ハノイ線の事案よりよほど自信はないですが(汗)、およそ以下のうちのどれかではと推測しております。
1.日本ベトナム間の航空協定で自社運航便の運航便数制約があり、ANA側は一定数をNQ運航にせざるを得ない
2.ベトナム側の取り決めあるいはホーチミンの空港の問題から、Trent1000を搭載したB787の就航に何らかの制約があるか、当該エンジン機の地上業務サポート面で難がある(ちなみに、JLとVNの787はGEnxではあるが、TrentXWBのエンジンを搭載するA350をVNが就航、あるいはJLも就航予定であるため、Trent1000だけ地上でのサポートが難しいというのは考えにくい)
3.NQがホーチミンを訓練センターなどを有しているため、本体のANAに移管してしまうとNQの運航上に問題が生じるため多少採算割れでもNQでの運航を続けざるを得ない。本当にNQの拠点があるかは確かではないですが、過去JALの子会社でジャパンエアチャーター(JAZ)がタイに客室乗務員の訓練施設を置くことで運航経費を抑えた事例もあり、そうしたケースではタイ~日本線は最後までJALの運航委託を受け続けたものと考えられる。
4.3.に関係しますが、NHとNQの運航受委託契約の関係。どういう形で受委託をすることになっているかが分からず、もしかするとNQへの受託数に関係なくホーチミン線はNQと固定している契約になっている可能性は否定できません。
もし、理由が2.以外ならばホーチミン線のプロダクトが向上するには、NQに767-300ERの後継機として例えばNHの787-8が移管されるまで待つ必要があるのかもしれません。NQの767-300ERとて納入年の新しい機体といえども5年~10年スパン(重整備1回また2回)で考えれば、NQでいつまでもB767-300ERというわけにもいかないものと思われますので(B767の部品に入手は今後年数が経過していくとだんだん難しくなってくるはずですので、子会社といえどもいつまでも767というわけにもいかないはずで)・・・。
毎度のごとくまとまりがなくなってしまって恐縮ですが。
HB-JMB
HB-JMBさん
羽田ハノイ線が好待遇な背景に8.10ペーパーが影響を及ぼしている可能性が高いとの仮説は興味深いです。2016年10月30日 NH-VNの業務提携がありましたが、NHとしては鳴り物入りの提携を梃にベトナムへのプレゼンスを一気に高めるチャンスにJALに水を差されたくない、JLとしては新規運航路線開設制限下でも一矢報いたいとの駆け引きがあったことは、HB-JMBさんの仮説を裏付ける理由の一つになるかも知れません。
ご挨拶が前後し、又ご無沙汰しており申し訳あません。
ホーチミン市から離れ現在は日本を拠点にしております。但し、搭乗レビューの掲載が滞っており、暫くはベトナムネタが続きますこと、ご勘弁ください。
引き続きご厚誼をよろしくお願いいたします。
westtower