航空会社 ジャーマンウィングス
搭乗レビュー
よい意味で期待を裏切り、快適に過ごせるジャーマンウィングス
- 口コミ投稿者
- HB-JMBさん
搭乗写真
総評
【機内食・ドリンク】
smartおよびbestタリフ(3種類の運賃のうち上2つ)は、軽食とソフトドリンクは無料。今回はsmartタリフで利用
smartタリフの場合、軽食はチョイスなしの1種類の提供でミネラルウォータ-200mlのボトル1本と一緒に提供される。提供されるミネラルウォーターとは別にホットドリンクを含むソフトドリンクもさらに無料提供される。
ただしワイン等アルコールは有料である。白ワインが5ユーロ(赤ワインも一応搭載はある模様)と、ドイツ系の近距離でフルサービスでないキャリアではまあ標準的な価格
運賃種別確認のために、搭乗券の確認をされる場合があるので、最初のドリンクサービス時には搭乗券を用意しておく必要がある(乗務員に説明してもよいが・・・)。
【座席(シート)】
近距離ノンフリルキャリアではやや広め。というのはA319前方8列目(翼の前)までは、シートピッチが広い席のため。
広いとはいっても5センチ広いかどうかという程度ではあるが、快適性は断然違う。
smartおよびbestタリフでは前方座席を無料で指定することができる。
座席の写真には人が映り込んでしまっていて、画像処理をしない限り掲載できない状態なので恐縮だが、座席の背には飲食メニューおよび機内誌が、膝元にエチケット袋と安全のしおりが入っている。クッションは灰色の皮で薄型、テーブルと座席背は白色系統の色である。
【機内スタッフ】
それなりに乗客への気配りはできているものと見受けられ、印象はよい。短距離線ばかりの乗務のせいか、手際もよい。
【エンターティメント】
ビデオモニター、オーディオの装備はなく、機内誌のみ。
【トイレ・洗面台】
近距離路線ばかりに使う機材で利用者が少ないせいか、きれいであった。
【機材コンディション】
LHからの譲渡機ではなく、最初から4Uに引き渡された新造機だったからか、内装もきれいで特に気になる不具合などもない。
【空港サービス】
プラハ空港では、同便の30分前ににデュッセルドルフ行(CRJ900使用)の発着があるが、ケルンボン行きのカウンターはデュッセルドルフ行とは同時に開かず、出発の2時間前きっかりに開く。
ケルンボン線、デュッセルドルフ線ともカウンターが2つしかなく、オンラインチェックイン済みで荷物を預けるだけの人とチェックインしていない人が同じカウンターを使うことになるので、空港設備やハンドリングの都合で可能であるならば、オンラインチェックイン済みのバゲージドロップは別になっている方がよさそうな印象である。
係員の対応については標準的で気になる点は見受けられず
ケルンボン空港では、オープンスポット利用でバスでターミナルに入ったが、最終の到着便に近いということもあってか、バスでターミナルに入ったときにはもう手荷物が流れており、荷物も問題なく出てきた。その辺の手際はよいように思われる。
ただし、出口からS-Bahn(市内電車)までは結構な距離を歩く必要があり、最終便間際になると店が閉まるため、経路がややわかりにくいのは難点である。また、S-Bahn利用時に回数券を使う際には改札機で時刻刻印が必要だが、一旦ホームに降りてしまうとホームにも見当たらず、かといって深夜は短い編成で来るため、自動販売機に戻るのも大変な距離でかなり不安であった(刻印のない乗車券で検札が来てしまうと違反行為になり反則金を払わされるため)
【総合評価】
3段階あるうちの2番目のsmartタリフでも諸税込で1人80ユーロ弱(1ユーロ150円としても12000円)ほどで荷物1個(23㎏以内)、前方の広い部分を含めた座席指定、軽食とソフトドリンクが含まれている。
最初はLHの子会社の格安会社ということもありあまり期待はしていなかったが、飛行時間は東京~岡山、高松、函館あたりに相当するブロックで1時間15分程度なので、この手の日本国内線と比べてもサービス内容から考えるとお値打ちな価格でかつ快適に過ごせるので、期待以上におすすめである。
これならばエアベルリンとの競争にもついていけるのではとも思われる(もちろん昨年搭乗したエアベルリンもお値打ちでサービスもまずまずで、印象のよいキャリアではあったが・・・)
2015年4月1日補:個人的には利用した印象が悪くなく、値段と条件が合えばまた利用したいと思っていただけ先般の事故は本当に残念でなりません。犠牲となられた方に追悼の意を表します。また、この会社が利用者に愛されるキャリアとして事故以前の復活できることを願ってやみません。
smartおよびbestタリフ(3種類の運賃のうち上2つ)は、軽食とソフトドリンクは無料。今回はsmartタリフで利用
smartタリフの場合、軽食はチョイスなしの1種類の提供でミネラルウォータ-200mlのボトル1本と一緒に提供される。提供されるミネラルウォーターとは別にホットドリンクを含むソフトドリンクもさらに無料提供される。
ただしワイン等アルコールは有料である。白ワインが5ユーロ(赤ワインも一応搭載はある模様)と、ドイツ系の近距離でフルサービスでないキャリアではまあ標準的な価格
運賃種別確認のために、搭乗券の確認をされる場合があるので、最初のドリンクサービス時には搭乗券を用意しておく必要がある(乗務員に説明してもよいが・・・)。
【座席(シート)】
近距離ノンフリルキャリアではやや広め。というのはA319前方8列目(翼の前)までは、シートピッチが広い席のため。
広いとはいっても5センチ広いかどうかという程度ではあるが、快適性は断然違う。
smartおよびbestタリフでは前方座席を無料で指定することができる。
座席の写真には人が映り込んでしまっていて、画像処理をしない限り掲載できない状態なので恐縮だが、座席の背には飲食メニューおよび機内誌が、膝元にエチケット袋と安全のしおりが入っている。クッションは灰色の皮で薄型、テーブルと座席背は白色系統の色である。
【機内スタッフ】
それなりに乗客への気配りはできているものと見受けられ、印象はよい。短距離線ばかりの乗務のせいか、手際もよい。
【エンターティメント】
ビデオモニター、オーディオの装備はなく、機内誌のみ。
【トイレ・洗面台】
近距離路線ばかりに使う機材で利用者が少ないせいか、きれいであった。
【機材コンディション】
LHからの譲渡機ではなく、最初から4Uに引き渡された新造機だったからか、内装もきれいで特に気になる不具合などもない。
【空港サービス】
プラハ空港では、同便の30分前ににデュッセルドルフ行(CRJ900使用)の発着があるが、ケルンボン行きのカウンターはデュッセルドルフ行とは同時に開かず、出発の2時間前きっかりに開く。
ケルンボン線、デュッセルドルフ線ともカウンターが2つしかなく、オンラインチェックイン済みで荷物を預けるだけの人とチェックインしていない人が同じカウンターを使うことになるので、空港設備やハンドリングの都合で可能であるならば、オンラインチェックイン済みのバゲージドロップは別になっている方がよさそうな印象である。
係員の対応については標準的で気になる点は見受けられず
ケルンボン空港では、オープンスポット利用でバスでターミナルに入ったが、最終の到着便に近いということもあってか、バスでターミナルに入ったときにはもう手荷物が流れており、荷物も問題なく出てきた。その辺の手際はよいように思われる。
ただし、出口からS-Bahn(市内電車)までは結構な距離を歩く必要があり、最終便間際になると店が閉まるため、経路がややわかりにくいのは難点である。また、S-Bahn利用時に回数券を使う際には改札機で時刻刻印が必要だが、一旦ホームに降りてしまうとホームにも見当たらず、かといって深夜は短い編成で来るため、自動販売機に戻るのも大変な距離でかなり不安であった(刻印のない乗車券で検札が来てしまうと違反行為になり反則金を払わされるため)
【総合評価】
3段階あるうちの2番目のsmartタリフでも諸税込で1人80ユーロ弱(1ユーロ150円としても12000円)ほどで荷物1個(23㎏以内)、前方の広い部分を含めた座席指定、軽食とソフトドリンクが含まれている。
最初はLHの子会社の格安会社ということもありあまり期待はしていなかったが、飛行時間は東京~岡山、高松、函館あたりに相当するブロックで1時間15分程度なので、この手の日本国内線と比べてもサービス内容から考えるとお値打ちな価格でかつ快適に過ごせるので、期待以上におすすめである。
これならばエアベルリンとの競争にもついていけるのではとも思われる(もちろん昨年搭乗したエアベルリンもお値打ちでサービスもまずまずで、印象のよいキャリアではあったが・・・)
2015年4月1日補:個人的には利用した印象が悪くなく、値段と条件が合えばまた利用したいと思っていただけ先般の事故は本当に残念でなりません。犠牲となられた方に追悼の意を表します。また、この会社が利用者に愛されるキャリアとして事故以前の復活できることを願ってやみません。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 2E
- 搭乗クラス
- Y
- 出発予定時刻
- 2100LT
- 出発時刻
- 2102LT
- 到着予定時刻
- 2215LT
- 到着時刻
- 2215LT
- 出発ゲート・スポット
- Gate D2/Spot 27
- 離陸滑走路
- 24
- 離陸時刻
- 2113LT
- 到着空港 天気・気温
- 雨
- 到着ゲート・スポット
- D27(Openspot)
- 着陸滑走路
- 32R
- 着陸時刻
- 2210LT
- メモ
- 到着時は沖止めでバスにてターミナルに移動。出発時はPBB。時差はPRG,CGNともUTC+2
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HB-JMB先生
小生のLCC搭乗レビューにコメントをいただき有難うございました!ジャーマンウィングスの3段式運賃の仕組みをご紹介いただき、貴レビューを早速参考にさせていただいております。小生LCCビギナーでありまして、今回のタイ・エアアジアの運賃/快適性(シート)/サービス(機内食)のプランが正しい選択であったのか、もう少しLCC搭乗の経験を積んで比較考を重ねながら、答えを出していこうかと思う次第です。「安物買いの銭失い」にならぬよう、またご教示いただけましたら幸いです。
westtower
westtower様
現場での体験に勝るものはないものと思われ、搭乗経験のある方はやはり尊敬するところであります。
HB-JMBでございます。コメントをいただきありがとうございます。
私もなかなか純粋なLCCに乗る機会に恵まれず、FSCとLCCのハイブリッドあるいは中間といわれるキャリア、それも地域に偏りがあるのでどこまでLCCの実態を把握できているのかといえば正直自信はないですが・・・。
そこで、純粋にLCCといわれる会社の運賃施策についてネットで調べてみました
例1:エアアジアの日本のサイトから7月4日(月)で羽田発クアラルンプールで検索した場合には、オプションなし運賃、オプションがいくつか組み合わせてセット価格になっているものが2種類(1つは手荷物、機内食、通常座席の指定込みの廉価版。もうひとつはそれに加えてホットシート、航空券の予約変更2回つきのフルバージョン)あるという形で、実質的には3段階運賃とほぼ同じ仕組みのようです。ただし、オプションパッケージを購入せずオプションを個別に選んで(例えば機内食はいらないから荷物預けだけ)購入も可能なようです。
例2:6月30日(木)成田発ケアンズ行きのジェットスターでもオプションなし基本運賃、廉価版オプションパック(エアアジアのオプションに加えて予約変更とカンタスポイント、機内販売用バウチャー5AU$分もつく)、フルサービス版オプションパックというやはり3段階式運賃に準拠した形の価格設定のようです。エアアジアの場合同様、オプションはパッケージ単位だけでなく、個別購入もできるようです。
例3:Ryanairのフランクフルト(ハーン)発ダブリン行き7月12日発で検索したところ、やはりいわゆる「3段階式運賃」になっていてちょっと驚きました。基本運賃は激安でオプションをできるだけたくさん設定してそれで稼ぐ方式(いわゆる一昔前の方式)を継続しているとばかり思っていたところで・・・・。
3社の比較で、エアアジアとジェットスターの場合、基本運賃いくら、オプションパックいくらである運賃とあるオプションパックを購入するのであなたは合計いくらかかるという案内をしているのに対し、ライアンエアはGermanwingsと同じ方式で、最安値運賃はいくら、中間運賃は何と何を含んでいくら、最上級運賃では何と何を含んでいくらという形になっていました。
表示方法に違いはあれど、アジア、オセアニア、ヨーロッパのLCCは2010年代後半は3段階の運賃を設定する方式がどうも標準的といえそうです。ついでにいいますと、欧州はFSCでもルフトハンザグループのFSC全社とスカンジナビア航空でも近距離路線をウェブ購入すれば子会社Eurowingsと同じ3段階の運賃を設定しておりますから、欧州ではウェブ直販運賃に関してはどこでも3段階の運賃設定のようです。ヨーロッパにおいてFSCとLCCの運賃施策面の違いを外部からみたときは、国際線航空券を保有する他大陸からの乗継旅客やエアパス、アッパークラス用顧客分の座席枠の確保をしているかどうかの違いに見受けられます(もちろんIATA加盟で運賃相互決済システムに入っているFSCとそうでない独自システムのキャリアでは厳密にいうと運賃計算の考え方は違いそれに伴い実務上の扱い方は違うのですが、とりあえずここではそのことは脇におくことにします。その違いを書き始めてしまうと原稿用紙何枚いるんだろうか?というほどになってしまいますし、3段階式運賃の記述の趣旨からそれてしまいますので・・・)
このたびはLCCのことを調べるきっかけを作っていただいたwesttower様のコメントに感謝申し上げ、(とりあえずの。また何か書き忘れていそうで・・・)結びとさせていただきます。
返事が長くなりすぎて恐縮ですが。HB-JMB