搭乗レビュー
ADO深夜便[新千歳-羽田]737-700
- 口コミ投稿者
- りんたろうさん
搭乗写真
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静まり返ったターミナルの中で唯一人が... 続き
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カウンター横に1台設置されていたAI... 続き
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保安検査場通過直後のエリア全体を撮影... 続き
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搭乗時刻直前の出発待合室。ざっと数え... 続き
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搭乗口はANAの3番カウンターを使用... 続き
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搭乗前に、搭乗機「JA14AN」を撮... 続き
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ウィングレット内側にオリジナルキャラ... 続き
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飛行中の機内の様子。後方からなので少... 続き
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飛行中、自分の座席から横を見た状態。... 続き
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「AIRDOで機内ドリンクといえばオ... 続き
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今回の搭乗で、機材系で一番興味深がっ... 続き
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シートポケットの中身。10年前搭乗し... 続き
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オープンスポットから東京空港交通のバ... 続き
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降機時に、搭乗機「JA14AN」を撮... 続き
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第2ターミナルビル北に向けて走行。深... 続き
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第2ターミナルビルに到着。ADO44... 続き
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深夜警備の都合か、手荷物の受け取りが... 続き
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手荷物受け取りは4番テーブルだった。... 続き
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25時を過ぎた羽田第2ターミナルビル... 続き
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時刻表に乗っていない、深夜連絡バスで... 続き
総評
今回は23時10分新千歳発、25時羽田着のAIRDO深夜便を利用した。
【機内食・ドリンク】
前回AIRDOを利用したのはおよそ10年前で、「AIRDOで機内ドリンクといえばオニオンスープ」というイメージが強かったのでメニューや案内も見ずにオニオンスープをオーダーしたところ、いま無料提供しているスープは「じゃがバタースープ」とのことだったのでこれを注文。搭乗時かなり風邪気味だったので、きちんと味がわからなかったのが残念だが、こうしたオリジナルドリンクの試みはAIRDO利用時の楽しみである。
【座席(シート)】
シートピッチは狭めだが1時間超の札幌便でも気にならない程度。なにより乗客が20名程度とかなり少なく、トイレにいったり座席を倒したりということがノーストレスでできるので非常に快適だった。羽田到着後に国際線ターミナルで時間を過ごし、人が少ない始発電車で帰れることなどを含めれば、もし固定的に搭乗率が低い便だとすれば、総合的に快適な移動ができる便だと思う。
【機内スタッフ】
大手フルサービスエアラインと変わない行き届いた対応に感じた。最近利用したいわゆる、「新規系」エアラインでは、スカイマーク、スターフライヤー、ソラシドのいずれよりも丁寧に感じたが、搭乗率が低かった故にゆとりがあったとも考えられる。
【エンターティメント】
AIRDOには独自のオーディオプログラムが存在するが今回は利用しなかった。
【機材コンディション】
今回搭乗した「JA14AN」は2007年製の機体で、2016年にANAからAIRDO移籍したばかり。搭乗時点で、1番後発にAIRDO入りした機材である。機内は総じて清潔感があった。また、ANA時代の名残と思われる装備なども多く残っていた。
【空港サービス】
搭乗したADO44便は、新千歳空港の最終出発便であり羽田国内線の最終到着便。新千歳は23時ごろ、羽田は25時頃の利用だったが、どちらの空港も普段では考えられないほど人がいない状態だった。羽田は到着で使用する以外のエリアは全て閉館し、警備員が配置されていて他のエリアには立ち入れなくしていた。
この点、羽田は着地のため不便さは感じなかったが、新千歳空港は「人がいなさすぎてどこにいったら良いのか一瞬迷う」ような場面がいくつかあった(笑)。 特に、チェックイン後の保安検査場へのルートは、人が少ない地方空港でも待機列ができていたりしていて案内がなくても凡そ場所がつかめるが、今回、実は新千歳空港から出発便を利用するのが初めてで、一部の保安検査場が夜間で閉鎖していたこともあり、どこから中に入れるのか理解できるまで少し時間を要した。
【総合評価】
AIRDO深夜便を初めて利用するにあたり、気になっていた点が幾つかあり、実際に搭乗してわかったことなど、項目に分けて以下に記した。
<AIRDO深夜便は「安い」のか>
今回、札幌からの帰路にADO44便を利用した理由は3つある。
・最近ADOを利用していなかったので、久しぶりに使ってみたい
・737では、まだ-700に乗ったことがなかったので乗りたい
・検討対象の成田、茨城、羽田発着の全新千歳線で1番安い
首都圏と札幌を往来する手段としておそらく普段1番安いのは成田/新千歳線を飛ぶLCC、次いでSKYの茨城/新千歳やADOの深夜便といったところで、海峡を挟むため夜行バスや鉄道、フェリーなどの手段は総じてこれらより高くなる傾向にある。今回、航空券の購入を決めたのは搭乗1週間前で、搭乗日がゴールデンウィークということもあり、LCCも1万円を切らないどころか2万円台がほとんどな状況だった。ここで、AIRDOの深夜便を見てみると、1万5千円台を下回っている状況だったので、購入を決めた。
常に価格動向に注視しているわけでもないので詳細は分からないが、おそらく多客期はLCCよりもSKYやAIRDOの方が価格が低いことがそこそこあるのかもしれない。
<25時の羽田国内線から国際線へどうやって行かれるのか>
利用する前に一番心配だったのはこの点。到着する25時の羽田国内線は全ての公共交通機関が終了していて、空港から出るには自家用車かタクシーしかない、というのが基本。朝まで国内線ターミナルで過ごそうと思っても、ADO44便の到着時間がすでに営業時間外なので早々に追い出されてしまう。
しかし、24時間営業していて自身もベンチ泊の経験がある国際線ターミナルで4時間待てば、京急や東京モノレールの始発で通常便と変わらず帰宅できる。自身はADO44便を予約した時点でこの方法を想定していたのだが、ここで問題になるのは、「国内線から国際線までどうやって移動するか」という点。京急やモノレールは終了している上、ターミナル間無料バスも24時で終了してしまう。SKYが深夜便を運航していた頃、時間外利用者のために深夜連絡バスを臨時運行していたという話は聞いたことがあったのだが、ADOはバスが運行されるという公式な記載はどこにもなく、予約時のメールには「到着空港からの交通費は、お客様の負担となり、当社は負担いたしませんので、あらかじめご了承お願いいたします。」という注意書きまで記載されている。タクシーで移動できなくはないが、せっかく安くなった分がタクシー代に消費されては安さで深夜便を選択した意義が薄れてしまう。
このためもしバスがなかった場合にと考えていたのは、環状八号線の歩道を使用して国際線まで歩いて行かれるルートが存在するらしいのだが、約1時間かけてこのルートを歩いて移動する方法だった。
そして今回の搭乗、機体が羽田空港に到着し、バスでオープンスポットから2タミへ移動している車中でアナウンスがあり、「25時20分発の国際線行き臨時無料バスが到着口を出てすぐの6番のりばから運行される」との具体的案内があった(笑)。自身はこれを利用し、26時前に国際線ターミナルに到着、予定通り始発の京急で帰路についた。結論、深夜連絡バスは存在したのだ。
本当に心配なら、AIRDOに事前に電話などで問い合わせをすれば教えてもらえるようなことだとは思うのだが、安さを求めて成田LCCなどの選択肢から深夜便を検討する人にとって連絡バスの有無は非常に大きな心配材料であり、僅差な値段の航空券があれば、購入前のアクションとして「電話をかけて問い合わせをしてみる」という行動には繋がらない。ゴールデンウィークの多客期にもかかわらず、搭乗率がおおよそ20%を下回っているような状況は、HPなどに到着後のフォローに関して記載がないことにも一端があるのではないのかと感じた。
【機内食・ドリンク】
前回AIRDOを利用したのはおよそ10年前で、「AIRDOで機内ドリンクといえばオニオンスープ」というイメージが強かったのでメニューや案内も見ずにオニオンスープをオーダーしたところ、いま無料提供しているスープは「じゃがバタースープ」とのことだったのでこれを注文。搭乗時かなり風邪気味だったので、きちんと味がわからなかったのが残念だが、こうしたオリジナルドリンクの試みはAIRDO利用時の楽しみである。
【座席(シート)】
シートピッチは狭めだが1時間超の札幌便でも気にならない程度。なにより乗客が20名程度とかなり少なく、トイレにいったり座席を倒したりということがノーストレスでできるので非常に快適だった。羽田到着後に国際線ターミナルで時間を過ごし、人が少ない始発電車で帰れることなどを含めれば、もし固定的に搭乗率が低い便だとすれば、総合的に快適な移動ができる便だと思う。
【機内スタッフ】
大手フルサービスエアラインと変わない行き届いた対応に感じた。最近利用したいわゆる、「新規系」エアラインでは、スカイマーク、スターフライヤー、ソラシドのいずれよりも丁寧に感じたが、搭乗率が低かった故にゆとりがあったとも考えられる。
【エンターティメント】
AIRDOには独自のオーディオプログラムが存在するが今回は利用しなかった。
【機材コンディション】
今回搭乗した「JA14AN」は2007年製の機体で、2016年にANAからAIRDO移籍したばかり。搭乗時点で、1番後発にAIRDO入りした機材である。機内は総じて清潔感があった。また、ANA時代の名残と思われる装備なども多く残っていた。
【空港サービス】
搭乗したADO44便は、新千歳空港の最終出発便であり羽田国内線の最終到着便。新千歳は23時ごろ、羽田は25時頃の利用だったが、どちらの空港も普段では考えられないほど人がいない状態だった。羽田は到着で使用する以外のエリアは全て閉館し、警備員が配置されていて他のエリアには立ち入れなくしていた。
この点、羽田は着地のため不便さは感じなかったが、新千歳空港は「人がいなさすぎてどこにいったら良いのか一瞬迷う」ような場面がいくつかあった(笑)。 特に、チェックイン後の保安検査場へのルートは、人が少ない地方空港でも待機列ができていたりしていて案内がなくても凡そ場所がつかめるが、今回、実は新千歳空港から出発便を利用するのが初めてで、一部の保安検査場が夜間で閉鎖していたこともあり、どこから中に入れるのか理解できるまで少し時間を要した。
【総合評価】
AIRDO深夜便を初めて利用するにあたり、気になっていた点が幾つかあり、実際に搭乗してわかったことなど、項目に分けて以下に記した。
<AIRDO深夜便は「安い」のか>
今回、札幌からの帰路にADO44便を利用した理由は3つある。
・最近ADOを利用していなかったので、久しぶりに使ってみたい
・737では、まだ-700に乗ったことがなかったので乗りたい
・検討対象の成田、茨城、羽田発着の全新千歳線で1番安い
首都圏と札幌を往来する手段としておそらく普段1番安いのは成田/新千歳線を飛ぶLCC、次いでSKYの茨城/新千歳やADOの深夜便といったところで、海峡を挟むため夜行バスや鉄道、フェリーなどの手段は総じてこれらより高くなる傾向にある。今回、航空券の購入を決めたのは搭乗1週間前で、搭乗日がゴールデンウィークということもあり、LCCも1万円を切らないどころか2万円台がほとんどな状況だった。ここで、AIRDOの深夜便を見てみると、1万5千円台を下回っている状況だったので、購入を決めた。
常に価格動向に注視しているわけでもないので詳細は分からないが、おそらく多客期はLCCよりもSKYやAIRDOの方が価格が低いことがそこそこあるのかもしれない。
<25時の羽田国内線から国際線へどうやって行かれるのか>
利用する前に一番心配だったのはこの点。到着する25時の羽田国内線は全ての公共交通機関が終了していて、空港から出るには自家用車かタクシーしかない、というのが基本。朝まで国内線ターミナルで過ごそうと思っても、ADO44便の到着時間がすでに営業時間外なので早々に追い出されてしまう。
しかし、24時間営業していて自身もベンチ泊の経験がある国際線ターミナルで4時間待てば、京急や東京モノレールの始発で通常便と変わらず帰宅できる。自身はADO44便を予約した時点でこの方法を想定していたのだが、ここで問題になるのは、「国内線から国際線までどうやって移動するか」という点。京急やモノレールは終了している上、ターミナル間無料バスも24時で終了してしまう。SKYが深夜便を運航していた頃、時間外利用者のために深夜連絡バスを臨時運行していたという話は聞いたことがあったのだが、ADOはバスが運行されるという公式な記載はどこにもなく、予約時のメールには「到着空港からの交通費は、お客様の負担となり、当社は負担いたしませんので、あらかじめご了承お願いいたします。」という注意書きまで記載されている。タクシーで移動できなくはないが、せっかく安くなった分がタクシー代に消費されては安さで深夜便を選択した意義が薄れてしまう。
このためもしバスがなかった場合にと考えていたのは、環状八号線の歩道を使用して国際線まで歩いて行かれるルートが存在するらしいのだが、約1時間かけてこのルートを歩いて移動する方法だった。
そして今回の搭乗、機体が羽田空港に到着し、バスでオープンスポットから2タミへ移動している車中でアナウンスがあり、「25時20分発の国際線行き臨時無料バスが到着口を出てすぐの6番のりばから運行される」との具体的案内があった(笑)。自身はこれを利用し、26時前に国際線ターミナルに到着、予定通り始発の京急で帰路についた。結論、深夜連絡バスは存在したのだ。
本当に心配なら、AIRDOに事前に電話などで問い合わせをすれば教えてもらえるようなことだとは思うのだが、安さを求めて成田LCCなどの選択肢から深夜便を検討する人にとって連絡バスの有無は非常に大きな心配材料であり、僅差な値段の航空券があれば、購入前のアクションとして「電話をかけて問い合わせをしてみる」という行動には繋がらない。ゴールデンウィークの多客期にもかかわらず、搭乗率がおおよそ20%を下回っているような状況は、HPなどに到着後のフォローに関して記載がないことにも一端があるのではないのかと感じた。
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