重厚な雰囲気のイラン航空 - イラン航空 口コミ・評価

その昔、日中間の航空券は異様に値段が高く、
貧乏学生の中国旅行と言えば神戸や横浜からの
フェリー利用か、成田から週２便のパキスタン航空北京行き
か毎週木曜だけ北京行きを飛ばしていたイラン航空利用
と決まっていました。

98年に片道航空券で北京行きの航空券を手に入れた
時もイラン航空。散々な話も聞いていたのですが、
とにかく安かった。新宿の中国人向けの旅行代理店で
29800円とかでした。

客層は里帰りの妙に日本語が流ちょうなイラン人
の男達と中国人留学生が殆どで、チェックイン時に
通っていた大学の同級生の中国人にばったり会ったり
とまだまだ純粋な出会いがあった時代でした。
片道航空券だったので、ビザ所有でもチェックイン時に念書
を書かされましたね。

機材はＢ７４７ＳＰ。まだこの頃はAir CHINAでも
所有していたので、何だか小さいジャンボだなという
認識しかなかったです。

エコノミークラスのバルクヘッド通路側に座ると、
ムハメドと名乗る乗務員のおっちゃんが挨拶に
来たのを覚えています。アメ玉貰った。

かなりボリュームの有るサフランライスの機内食が
美味しかったのを覚えてます。ムハメドさんに美味い
と伝えると、もう一個メインのご飯くれました。
機内食おかわりするほど若かった（笑）

そう言えばイランは禁酒の国ですが、
何故か「バービカン」を積んでました。

機内ではエンタメの類が皆無なので、イラン人も
中国人もおしゃべりが最大の娯楽でした。

かくゆう私もとなりの中国人親子と仲良くなり、
そのまま首都空港から北京西部の某大学まで
車で送ってもらったのでした。

中国に人情がまだかなりあった頃の思い出話です。

搭乗の詳細データです。

出発時刻

14：55

到着時刻

17：40