IR316 THR-IFN クラシック機たくさん見れて、イランの大地も見れて。 - イラン航空 口コミ・評価

航空会社 イラン航空

2024年02月22日に撮影されたイラン航空の航空機写真

© ピーさん

イラン
IATA | ICAO
IR | IRA

搭乗レビュー
IR316 THR-IFN クラシック機たくさん見れて、イランの大地も見れて。

航空会社
イラン航空
便名
IR316
エコノミー
搭乗日
2014/04
路線
メヘラーバード(テヘラン) → イスファハン
機体記号
UR-CJZ
機材
McDonnell Douglas MD-82 (DC-9-82)
総評:3
3ッ星
機内食・ドリンク
3ッ星
座席(シート)
3ッ星
機内スタッフサービス
3ッ星
エンターティメント
無評価
トイレ・洗面台
無評価
機材コンディション
3ッ星
地上サービス
3ッ星
口コミ投稿者
メヘンサルの猿さん
アクセス数
1,079
投稿日
2014/04/23

搭乗写真

  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    搭乗機、UR-CJZ。まさかのウクラ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    THR空港、むかって左がイラン航空国... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    ターミナル2、一般待ちあいスペースか... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    自動チェックイン機。さくさく動きます... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    イランで感熱紙搭乗券がでてくるとは思... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    チェックインカウンターの前の待合区画... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    チェックインカウンターのある地上階か... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    搭乗口(バスゲート)前の待合室。正面... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    妙に立体感のある、搭乗口前待合スペー... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    やっぱり空間の使い方が妙な、搭乗口前... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    ターミナル1の搭乗橋に、747-20... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    ふつうにF100が動いてる…。すげー... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    バスゲートから地上までは、くねくね入... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    バスゲート6番から、沖どめ行きのバス... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    離陸すると、テヘラーン郊外の街並みと... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    座席はいたって普通の経年ぐあいです。... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    機内がせまいというか、お客さんがみん... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    古い内装だけど、パネルが外れてたりは... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    創意工夫あふれる形状のクリアファイル... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    この機材のサンシェードつまみには、マ... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    フライト時間40分のなかででてきた軽... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    オレンジジュースと、パイ生地のパンと... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    イランで食べたフルーツは、ぜんぶ厚切... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    西陽をうけながら南下中。主翼がシンプ... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    イラン、4月、それでも雪ののこる山が... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    エスファハーン北郊の沙ばく。
  • 写真の種類:機窓・風景
    エスファハーン空港に着陸。滑走路は長... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    自席8F(窓側)。見た目どおり、短時... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    IFN到着。タラップでグラウンドに降... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    ウクライナ籍ですが、垂直尾翼だけは、... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    うらやましい! あの位置から降機でき... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    IFN空港の到着区画横、出発カウンタ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    IFN空港ターミナルの外観。イラン・... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    空港駐車場のむこうに、いきなりエスフ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    イラン旅行中、夕方になると、いつも飛... 続き

総評

 一週間少々のお休みしか捻出できなかった自分にとって、イラン国内移動予定を確実にしておくの、けっこう重要でした。経済制裁でクレジットカード決済が通じないこの国の個人旅行では、とくに陸路交通で、入国後の現金手配が中心となります。国際線の到着地(というか747SPの到着地・笑)テヘラーンには市中見たいところもなく(すいません)、主目的地エスファハーンまで急いでゆける手段を、というわけで、イラン航空のKUL-IKAに、国内線THR-IFNをまとめてアドオン発券しました。アドオン追加運賃は100リンギット。3,000円少々で国内線が事前手配できて、機窓からイランの大地が楽しめるなんて、いいことずくめです。
   
 当日は快晴、気温25度くらいで、湿度のまったくない、街中の花壇もあざやかな最高の日曜日。都心からはるかに離れた国際線空港と違って、テヘラーンの国内線空港は街のすぐ近くにあります。空港直下へのメトロはずっと建設中らしく、すでに開通している最寄りの四号線アーザーディー広場駅から、白タクでわずか5分、60,000リヤル(約2米ドル)でした。うーん、歩いていけばよかった(←ボストンバッグひとつで旅行中)。 
    
 昔の国際線空港であるメヘラ―バード空港は、イラン航空とその傘下イラン・エアツアーズの使用するターミナル2と、その他の航空会社が使うターミナル4・6が離れて位置しています。自分はもちろんターミナル2。番号がバラバラなことでお察しのとおり、敷地、とくに滑走路に並行する駐機場部分が足りないようです。旧国際線ターミナル(ターミナル1)以外は、ぜんぶ沖どめ。しかもタールナル2は滑走路にほぼ近接しちゃっており、搭乗待ちのあいだ、2階のガラス越し、クラシックな機材の離発着をながめることができました。
 
 さて、出発手続きへ。他のイランの空港も同じようで、チェックインカウンター区画より手前に、ぜんぶの荷物のX線検査があります。チェックイン後、再度キャビン荷物検査ブースもあり、しかもけっこう中身を開けさせていたので、比較的厳しい態勢のようです。ちなみに、イラン航空の国内線は、キオスクチェックイン機が複数置いてあり、外国人の自分も、Eチケット番号と苗字を入力したら、さっさと手続きが進みました。国によってはIDカードやパスポートの読み取り段階がついているものですが、ここでは簡単すぎて、拍子抜けするくらいです。まあ、想像よりも治安はずっといい国ですからね…。 
   
 ところがこの自動チェックイン機、シートマップを表示させてみますと…あれっ、エコが"2-3"配列、しかも前方に"2-2"の区画(かつ指定不可表示)があるぞ?
    
 今回のきっぷは、国際線区間がビジネスクラスですので、もちろんアドオン区間の予約も、ビジネスが可能でした。ただ、予約・発券時は、A320モノクラス機材のアサイン便だったはずで、予約クラス"Y"にしていたのに。かつ、IR航空機材のエコ"2-3"列機材は、これまたモノクラス構成のフォッカー100だけのはず。なんだこの機材?…なんて、遠い沖どめの場合は、乗る直前までわからないのも、また怪しい楽しみではございます(笑)。
  
 ターミナル2の搭乗待合室は、いかにも"古い時代の大空港"といった感じでした。自分の経験だと、福岡空港の第一ターミナル。とくに金属感が。ガラス壁を隔てた国際線区画(ターミナル1。メッカ巡礼フライトなどでわずかに使用)はより一層古臭い感じに見え、こちら側は人だけは多く、古いながら光も活気にもあふれていたので、コントラストがすごかったなあ。なお、産油国イランでは国内線フライトが安いので、どのフライトも満席に近いようです。ターミナル2の待合室はかなり広かったのですが、椅子に座れない人が、たくさんおりました。
   
 三つくらいしかないバス搭乗口は、前便の手続きが済んですぐ次、といった感じです。エスファハーン行きIR316も、出発時刻近くなってようやくオープン。一気に長蛇の列で、この時点で満席確信でした。名だたる観光地行きとあって、欧米顔のおじさま、おばさまも多く、この国ではひじょうに気まずい(場合によっては逮捕!)ネクタイ姿の方までいました。というか氏に同行してたイラン人ガイドさん、注意してやりなよ…。
    
 くねくねスロープを降り地上階のランプバスへ。公共バスでは前後で男女を隔てるイランですが、ここではさすがに混載でした。飛行機までの構内移動中は、新鋭機も米国の経済制裁で買えない国の大空港ゆえ、クラシック機の観覧会状態。こぶの短い747-200が動いていたり、F100やA300、A310がごろごろしているなか、スポット206にたどり着いたらわが機材、じつはMD82でした。しかもL1ドアの上には…まさかのウクライナ国旗!
    
 あとで調べたらこの機材、ウクライナ籍(UR)でイラン・エアツアーズに貸し出され、親会社IRで運用している一機のようです。中国北方航空で1989年に新規就航し、2012年からイランに登場とのこと、機内には中国語は見あたらず、スペイン語がなぜかあり、しかも"安全のしおり"は、英語、ウクライナ語(かロシア語)、ペルシア語の併載版でした。ご丁寧なのはわかりますが、国内線運用では、そんなにウクライナ語の需要はないはず…。なお、中国育ち、ウクライナ売却の経歴どおり、機内は経年相応のくたびれかた、といった雰囲気がありました。しかしながら前日の747SP同様、ゴミほこりが見あたらなかったのは、さすがきれい好き国家、イランです。
 
 ドアクローズのあと、となりの機材が先に出発するまでの間、停止したまま非常用設備のご案内開始。ただ、ビジネス席区画との隔壁のおかげで、エコ5列目の自分ですら、ぜんぜんCAさんの動きが見えないのは、どうしたものか(苦笑)。あと、体格のよいイラン人のおじさま、お兄さまで満席なだけに、ただでさえ狭い飛行機にただよう、ただならぬ窮息感。こういうときだけは、自分ちいさな(というか細めの)体でよかったなあ、とつくづく思うところです(笑)。
 
 プッシュバックのあとは、ひさしぶりにMD80系の"はるかうしろからのエンジン音"を体験できました。どうやら誘導路として使っているR/W11Lをタキシングし、BAe146、IRの747-200、ATA航空のMD83など見つつ、R/W29Lへ。イランでは入国わずか一日で、自分のMD82なんて、もはや新鋭機材にしかみえなくなりました(笑)。
 
 これまたMD80らしい急加速と急角度で一気に離陸したら、1500M級の高原のつづくこの国では、早々にレベルオフです。フライト時間40分とのアナウンスのところ、あめだま配布だけではなく、コールドミールまで配られてしまいました。すごいぞ。ちなみに、過去のイラン国内線レビューに出ている装丁とはちがって、完全なボックスミール形式、そして…異様に重い! ふーむ、開けてみたら、ジュースだけではなく、ぶつ切りカットフルーツの容器まで入っていました、という事情でした。イランって、ほんとうに果物にあふれた国ですね。すごいぞ。
 
 道中は、ひたすら赤茶けた大地でした。ときおり雪を冠した山を越え(知ってはいたけど、やっぱ意外だわ、イランの雪。)、エスファハーン市街の気配すら感じないような沙ばくの中を、すこしずつ降下していきます。とにかく何もない土地をとびますので、見通しが日本の常識外でした。昼間のイランフライトは、窓側がやはりおすすめです。
 
 街からかなり離れているというエスファハーン空港へは、テヘラーンのある北から右旋回で機首を西にまわし、R/W26Rへランディング。六時半をすぎていましたが、夏時間実施中なので、まだまだ明るいなか、自身十年来の憧れのエスファハーンに着けました。こちらもオープンスポットでタラップ降機…っと、うしろを見たら、機材後方の内臓タラップ使ってるぞ! なんと貴重な降機方法実践なんだ…。というわけで、急なM80系への機材変更にそなえ、イラン国内線のお席アサインは、機体後方がいいかもしれませんね。
   
 ドバイへの国際線も飛んでいるエスファハーン空港は、かなりの郊外のためか、際内一体でも、かなり余裕のある建物でした。外観もイスラーム建築の意匠をつかっていて、かなりおしゃれです。なお、到着出口前のタクシーブースでは、係のおねいさん(ここでも、ハッとするくらいの美人・笑)が配車だけはしてくれるのですが、一歩踏みでてプリペイド式とはならんのが、この国のずっとふしぎなところです。ただ、某日本語ガイド本のような、タクシードライバーに身ぐるみはがされることもなく、英語も達者なおじさんが始終120キロでぶっ飛ばして、エスファハーン市中心部まで安全に着きましたとさ(300,000リヤル/約10米ドル)。
 
 もれなく(?)クラシック機に乗れて、空港では機材ウォッチも期待でき、窓側なら遊覧飛行気分まで味わえるイランの国内線フライト。深夜便もやけに多いダイヤだけど、どうせなら昼間でご体験あれ、といったところです。
    
   
   
   

フライトログ

搭乗の詳細データです。

座席番号
8F
搭乗クラス
Y(Y)
区間マイル
205
出発予定時刻
1720
搭乗時刻
1728
出発時刻
1742
飛行高度
27000fts
到着予定時刻
1830
到着時刻
1839
予定飛行時間
00:40
出発空港 天気・気温
晴れ
出発ゲート・スポット
BUS GATE-6 / OPEN SPOT-206
離陸滑走路
29L
離陸時刻
1755
到着空港 天気・気温
晴れ 20℃
着陸滑走路
26R
着陸時刻
1833
メモ
IFN空港OPEN SPOT: 番号なし

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