ワンワールド6大陸世界一周 1/16 上客と修行僧の間には 深くて暗い川がある... - JAL (日本航空) 口コミ・評価

航空会社 JAL (日本航空)

2024年04月19日に撮影されたJAL (日本航空)の航空機写真

© 狛犬さん

第2次大戦後の1951年8月1日設立。1951年10月25日...
日本
IATA | ICAO
JL | JAL
アライアンス
ワンワールド

搭乗レビュー
ワンワールド6大陸世界一周 1/16 上客と修行僧の間には 深くて暗い川がある...

航空会社
日本航空
便名
JL045
ファースト
搭乗日
2019/11
路線
羽田(東京) → シャルル・ド・ゴール(パリ)
機体記号
JA734J
機材
Boeing 777-346/ER
総評:5
5ッ星
機内食・ドリンク
5ッ星
座席(シート)
5ッ星
機内スタッフサービス
5ッ星
エンターティメント
5ッ星
トイレ・洗面台
5ッ星
機材コンディション
5ッ星
地上サービス
5ッ星
口コミ投稿者
planetさん
アクセス数
1,587
投稿日
2019/12/13

搭乗写真

  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    念願だったFクラス世界一周の旅をスタ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    出発まで間があるのでラウンジへ。本来... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    明るくて開放的なラウンジです。空港の... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    食い意地が張っているので、朝食代わり... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    朝からちょっと食べ過ぎですかね。ホン... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    工事で寿司コーナーがなかったので、代... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    朝から腹一杯なのに、スイーツはもちろ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    ミニ鯛焼きはラウンジで忘れてはならな... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    搭乗機はJA734JのB777-30... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    優先搭乗はグループ制になっていました... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    文句なしに広い座席です。BAのビジネ... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    体を包み込むような革シートで座り心地... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    奥行きも何の問題もありません。食事を... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    シートの細かい調整もできますが、それ... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    手元のリモコンでエンタメ関連のモニタ... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    ヘッドホンはBOSEのノイズキャンセ... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    JLでもFクラスはウエルカムドリンク... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    C滑走路から離陸して海側の光景を眺め... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    食事中シャンペンのサロンを飲み続けま... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    お洒落なおつまみです。ホントはドライ... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    五種類の先付です。神楽坂「石かわ」「... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    「石川」の海老しんじょう、かぶら、三... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    「石かわ」の蟹、いくら「虎白」の鰹、... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    メインは「石かわ」の松茸と和牛、きの... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    「石かわ」の炊き小豆、「虎白」の無花... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    コーヒーを頼んだつもりが紅茶が出てき... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    食事後シートをベッド仕様にしてもらい... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    仮眠後は森伊蔵をいただいて居酒屋モー... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    森伊蔵のおつまみには居酒屋風の串盛り... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    着陸前には締めで「Japanese ... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    甘いものが欲しくなってメニューにない... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    フライトの合間にロイヤルブルーティー... 続き
  • 写真の種類:トイレ・化粧台
    洗面所は着替え用の台が用意されていま... 続き
  • 写真の種類:トイレ・化粧台
    今回試す機会には恵まれませんでした。... 続き
  • 写真の種類:トイレ・化粧台
    洗面所のアメニティーはそこそこ揃って... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    フライトは順調でした。フライトマップ... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    パリ郊外のル・ブルジェ空港を過ぎると... 続き

総評

念願だったワンワールドのファーストクラス世界一周航空券を使って西回りの旅を始めることに。

Fクラス搭乗を優先させようと思うと、ルート作りがなかなか難しく面白味のない旅程になってしまった。

TYO JL PAR QR DOH QR FRA QR X/DOH QR X/LON BA NBO BA LON BA YVR CX NYC AA SAO AA X/DFW QF SYD QF HKG CX DPS MH X/KUL JL TYO14072.35NUC14072.35END

欧州区間は繰り返しQRに乗るしかしか手がないし、アジア区間はここ数年の間にCX、MHがFクラスを廃止してしまったしで、16区間中13区間は無理してFクラスを抑えられたが、全区間F搭乗の希望は叶わなかった。QFの香港便がA380を飛ばしている時期があって、そこのFに乗れるのが予定外の収穫か。

一筆書きでの旅は大人の事情もあって厳しいので、途中何度か日本へ帰国しながら続けることになる。

スタートはJLのパリ行きで。パリ便のF席は4年ほど前に一度体験済み。そのときは特典利用だったが、今回は有償だからちょっとは胸を張ってもいいかな。

ラウンジで好天に恵まれた羽田空港を眺めた後ゲートへ。これまでと違い搭乗の順番がグループ制に変わっていた。それでも面白いものでプライオリティーの高い乗客ほど列を作るのが早い。Fクラスやダイヤモンドなんて本来並ばなくてもいい身分なのに、と思いながらも列が伸びてきたので自分も加わってしまう。嗚呼悲しい性だこと。

JLのFクラス は1−2−1配列が2列で計8席。この日は6席に乗客の姿があった。CAとのやりとりで何名かは上客というかお得意さまのように感じられた。6人の乗客にプライオリティをつけているとしたら、自分の立場はどの辺りだろうか。全員が有償客とすると自分の運賃が一番安いと思うので最下層かもしれない。

総額ではそれなりの航空券だが、JLのTYO/PAR区間に充当される代金はビジネスクラスの乗客のものより安いかもしれない。Eチケット上では総額分のNUCしか分からないので想像するしかないのだが。まっ、修行僧みたいなのがそんな心配したところで、そもそも身分不相応と笑われるのがオチか。


搭乗すると担当CAのあいさつを受け、まずはウエルカムドリンクとおしぼりの提供。機内着を早々と受け取っている人もいたが、当方には声はかからず。離陸後しばらくしてから「要りますか?」なんてのはちょぉっとないねぇ。

離陸は北風運用のC滑走路から。羽田から飛ぶときはA窓側席が多いのだが、K側にしたので普段とは違う海側の光景を目にする。お台場から湾岸沿いに浦安、船橋へと抜けた後は北上を続け、お情けでもらった機内着に着替えてお気楽モードへ突入。

酒や食に関する蘊蓄が全然なくて恐縮だが、話にはよく聞くJL自慢のサロンから酒盛りをスタート。機内食は和食を選択。食事中もサロンのお代わりを続けた。他に飲む人はほとんどいないようで、ひとりで半分以上空けちゃったかな。出されたものを残らず食べ、一息ついたところでベッドを作ってもらい仮眠。シベリアを過ぎるまで4時間ほど横になる。

目が覚めてからは森伊蔵を飲みながら居酒屋モード。「居酒屋じゃないのよ機内は」なんて書き込みを以前したこともあったが、もちろん酔っぱらうのは論外で誰にも迷惑かけずに飲むのなら問題はあるまい。何杯かお代わりをもらい、着陸2時間前ぐらいにラーメンを食べて締める。

パリ郊外のル・ブルジェ空港を眺めてCDGに着陸。フライト時間は12時間あまり。予定通りの着陸時間だった。それほどの高揚感もなく、Fクラスの旅は始まった。

【機内食・ドリンク】
和食を選択。神楽坂「石かわ」と「虎白」店主監修による献立。食に関する蘊蓄を持ってないのでただ「旨い」とだけ記す。食事中はずっとサロンを飲み続ける。仮眠後は森伊蔵を飲みながらアラカルトメニューからつまみになるようなものをもらい、最後はラーメンでしめる。

【座席(シート)】
幅、奥行き、高さ共に申し分のない革シート。ベッドにしても余裕で寝返りがうてる。最近いろいろ乗ったビジネス席とは明らかにレベルが違う。

【機内スタッフ】
上客とその他の客の間に見えなさそうで見えてしまう接客の差をちょっぴり感じた。まぁ、修行僧のひがみと言ってしまえば、それだけのことかもしれないが。ただ、接客態度が悪いとかいう訳ではなく、隣の上客にした程度のことはこちらにもして欲しいと感じてしまった。

【エンターティメント】
トイ・ストーリーの新作を見て、なんかウルっとしてしまう。大人が見ても十分に楽しめる内容だったが、森伊蔵を飲みながら涙ぐむオヤジの姿はちょっと滑稽かも。

機内Wi-Fiは安定感に欠けたが、なんとか我慢できるスピードを保っていた。

【トイレ・洗面台】
着替え用の台が備えられているのが、ビジネス席との違いか。トイレはウォシュレットが付いているが、利用機会はなかった。

【機材コンディション】
就航から14年過ぎているが、よく整備されていると思われるので不満になるような点はなし。

【空港サービス】
羽田のFクラスラウンジが工事中のため本来とは場所が違ったが、明るい雰囲気で空港も広く見渡せてよかった。搭乗順が他社でも多く見られるグループ制に移行していたが定着するだろうか。

【総合評価】
旅程を作っている間はあれこれ考えられて楽しかったが、いざフライトが始まってみると、Fクラスだからといって特別な場ではないことを感じた。比べてはいけないかもしれないが、エミレーツのFクラスを体験した後だと、JLのおもてなしは質素すぎるのかも。あまり高揚感もなく旅が始まってしまった気がする。

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