2019年春の旅3便目-・・・訳が分からなくなっているスイスの機内サービス - スイスインターナショナルエアラインズ 口コミ・評価

航空会社 スイスインターナショナルエアラインズ

2014年09月06日に撮影されたスイスインターナショナルエアラインズの航空機写真

© ヘキサゴンさん

スイス
IATA | ICAO
LX | SWR
アライアンス
スターアライアンス

搭乗レビュー
2019年春の旅3便目-・・・訳が分からなくなっているスイスの機内サービス

航空会社
スイスインターナショナルエアラインズ
便名
LX2084
エコノミー
搭乗日
2019/03
路線
チューリッヒ → リスボン
機体記号
HB-IOO
機材
Airbus A321-212
総評:3
3ッ星
機内食・ドリンク
3ッ星
座席(シート)
3ッ星
機内スタッフサービス
4ッ星
エンターティメント
2ッ星
トイレ・洗面台
無評価
機材コンディション
3ッ星
地上サービス
3ッ星
口コミ投稿者
MaplecroftInnkeeperさん
アクセス数
1,249
投稿日
2019/04/05

搭乗写真

  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    ターミナルから機体の外観を撮るのは難... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    シートピッチは、やっぱり狭いです。
  • 写真の種類:機窓・風景
    機内の様子。頭上のモニターは、大きく... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    機内食として、こんな小さな箱が配られ... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    中身は、本文に書いた通りで、昼食と言... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    着陸直前の機内からの眺め。リスボンは... 続き

総評

今回の旅の目的地はスコットランドなのですが、飛行機はポルトガルのリスボンまでです。自分にとって、旅の計画作りは作曲をするようなもので、全体の流れというか、組み立てをよく考えて、自分を表現するような旅になるようにしています。そこで今回は、リスボンから長い道のりを色々な列車に乗りながらゆっくりスコットランドまで行く計画にしました。

さて、スイス航空は、エアバスが買い取ってA220と改名してしまった優れもの機材であるボンバルディエのCシリーズのローンチカスタマーであり、2016年からこれを欧州内の短距離路線で運用しています。現在CS100とCS300、合わせて15機ほどあるようです。スイス以外では、ラトビアのエアーバルティック、アジアでは大韓航空がつい最近釜山から日本の数カ所にB737に代えて飛ばし始めているので、日本の空にも姿を見せ始めているようですね。

それが、ちょっと前に面白い噂があったんです。ボンバルディエは2年ほど前に、ロンドンのシティーエアポート(LCY)とニューヨークのJFK間でCS100の試験飛行に成功し、スイス航空がこの路線を就航する予定だというような噂が立ちました。なるほど、ロンドンシティーエアポートは、市内から比較的近くて便利なのですが、アプローチも急で、滑走路も短く、騒音規制などもあって大型機の発着ができないために、長距離便が飛ばせない空港なのです。そこからこのCシリーズでJFKへ直行便を運航できるとなると、ちょっと革命的な出来事になるだろうといったんは思われたのですが、スイス航空はそこまで大胆なことをする気がなかったようで、その話は立ち消えになってしまいました。でも、長距離便といえば、エアーバルティックがラトビアのリガからアブダビまで、約2,700マイル、所要6時間15分の路線をCS300で運行していますので、これは十分長距離飛行に耐える機材だということがわかります。

この機材、急上昇、急降下が要求される空港や、標高の高い空港にも十分対応できるし、費用効果も高い優れものということなので、今回スイス航空利用ということで、もしかして乗れるかなとかすかに期待したのですが、残念ながら見事に外れました。チューリッヒではなく、ジュネーブからならリスボンまでCS300で運行しているようなのですが、チケットの検索ではなぜかそんな便は出てきませんでした。近いうちにデルタ航空がアメリカ国内でA220を飛ばし始めることだし、またの機会を心待ちにすることにします。

さて、チューリッヒでの乗り継ぎ時間が3時間40分もあったので、ショボショボとした寝不足の目をこすりながら、ちょっと呼吸を整えて、というか、とりあえず飲み足りなかったコーヒーを目当てに適当な店を探して歩きました。今度の飛行機は11時45分発で、ちょうど昼食時間に当たるのですが、欧州内で所要時間2時間55分というのは、機内食を期待するにはやや微妙です。しかも、スイスはハード面の機材だけでなく、ソフト面の機内サービスも効率化を図る途中にあるらしく、ちょうど1年くらい前から、Cシリーズの機材を重点的に投入しているジュネーブ発着の欧州内短距離便で、よくわからない変則的なサービスを導入しています。つまり、エコノミークラスでサンドイッチやスナック、飲み物などをいろいろ揃えた機内販売を実施する傍ら、無料のサービスを完全に廃止してしまうのではなく、通常チケットの客にはスナックとペットボトルの水、スイスチョコが配られ、エコノミーでも格安な割引チケットの客には、水とチョコだけということです。いやらしい差別ですねえ。隣の席の客とサービスの差をつけられたら、安チケットだっていうことがばれてしまうじゃないですか・・・。

これはまだチューリッヒ発着便にまで波及していないとはいえ、やっぱりあんまり期待しないほうがよさそうだという予感はします。どうせなら、全面的に機内販売のみにして、そのメニューをウェブに乗せておいてくれたほうが計画が立てられるというものです。スナック菓子だけなのか、小さいサンドイッチなのか、それとも申し訳程度のホットミールなのか、どんなものが出てくるのかわからないというのは、かえって予定が立てにくくて厄介ですね。

そう思ったら、やっぱり当てにしないで、乗り込む前に少しでもまともなものをお腹に入れておいた方がいいと思い立ち、コーヒーと一緒にヨーグルトやフルーツ、パンなども買ってきて、ムシャムシャといただきました。機内で出てきたのは、やっぱり食事とはどうしても呼べないような、申し訳程度のギリシャザラダとりんごのケーキが入ったボックスと、丸いパンでした。でも旅行中は、一度にたくさん食べるよりも、チョコチョコ少しずつ食べる方が調子がいいかもしれません。
この便もほぼ満席で、やや窮屈でした。

フライトログ

搭乗の詳細データです。

座席番号
37F
搭乗クラス
エコノミー
区間マイル
1,070
出発予定時刻
11:45
到着予定時刻
13:40

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