航空会社 スイスインターナショナルエアラインズ
- 国
- スイス
- IATA | ICAO
- LX | SWR
- メンバー評価
- 搭乗レビュー 4.14 [145件]
- アライアンス
- スターアライアンス
搭乗レビュー
平成最後のフライトは人生最初のA220(またの名はCS300)
搭乗写真
総評
今回はハノーファーからチューリッヒ経由ダブリン行き。感覚としては鹿児島から札幌に飛ぶのに東京経由ではなく那覇経由。かなり遠回りしてます。
スイス航空のフライトだったのですが、機材がなかなか興味深い。まずハノーファーからチューリッヒまではE190 。そしてチューリッヒからダブリンまではC300(A220)。C300(A220)は初体験です。いつもA320シリーズとかATRばかりに乗っているので乗ったことのない機材って本当に久しぶりです。
本レビューはZRH=DUBのみです。HAJ=ZRHにもご興味があるという奇特なお方は拙サイトへどうぞ。https://www.ikikou.com/home/archives/7853
搭乗前。沖止めだったのでバスで駐機場へ移動。
搭乗してまず目につくのがシート配列。2-3という懐かしのMDシリーズを思い出させますが、いや、特に後部座席ではあの爆音でまともに会話すらできないMDと一緒にしたら失礼です。
この2-3の座席配置はまさに万能。2人でも3人でも4人でも(はたまたそれ以上でも)他人と隣り合わせになることなく座ることができます。まあ、私はおひとりさまだったのですが。通路も気持ち広い気がします。通路際に座りましたが毎度A320シリーズで起こるカートと肘の衝突事故は発生しませんでした。
静寂性は…小型機としては十分。特にA320シリーズより静か…などとは感じませんでした。いや、強いて言えばA320NEOシリーズのほうが静かかも。あくまで個人の感想です。
座席ですが、12列目の非常口座席に当たり、かつ、ほぼ満席にもかかわらずお隣さんがいないというプチビジネスクラス状態だったこともあって実に快適。逆にテーブルが遠すぎてノートパソコンのキーボードが打ちづらい…という贅沢な悩みまで。
通常席はどうよ…ということになりそうですが、こちらも見た限りでは足元も十分広そうです。前方の5列ほどが「なんちゃってビジネスクラス」コンフィグレーションらしくシートピッチが若干広いようですが、こちら非常口座席列のほうが更に広いようです。
座席そのものですが、もちろん今どきの薄型シートです。背面はスカスカですが別に不快な感じはしません。2時間程度の飛行なら必要にして十分。座面はホールド感もあり問題なし。つまりなんの不満もありません。そういえば、(スマホの充電などができる)電源の設備がなかったです。
面白いのがこのテーブル。テーブルを開くと中央の「柱」の部分がせり出してきます。あ、別に足元には干渉しないのでご安心を。テーブルはやや小ぶりかも。私の15インチノートパソコンを開くといっぱいいっぱいです。柱のおかげでシートポケットが二分割されており、せいぜい500mlの飲み物のペットボトルが入るくらいです。
オーバーヘッドロッカーはこれまた機内持ち込み手荷物サイズのスーツケースが縦に収納できる大型。ただし、高さはギリギリ。まあ、この小型機でここまでの広さの収納を実現したことは素直に称賛できるかも。
書きながら思ったのですが、A320もB737もオーバーヘッドロッカーは開けたときに下に下がってきませんよね。下がってくるのは比較的大型機のような。小型機にこの機構を採用したことで、小型機にも拘らず、かなり大型のオーバーヘッドロッカーが実装されてます。
ただし、その副作用として、オーバーヘッドロッカーが開いていると、頭上に余裕がなくかなり圧迫感があり、かつ、ポートサイド(左側)の2列の方は見事に通路に干渉します。などと小難しい言い方をしないで有り体に言うと、通路移動中に頭を打つ可能性があります。実際にしたたかに頭を打ち付けている搭乗客を目撃しました。
特に窓際の席に搭乗するためには、頭上に気をつけつつ体を潜り込ませる必要があります。これはこのヒコーキの唯一のケチをつけられる点です。まあ、オーバーヘッドロッカーの大きさとはトレードオフの関係にあるのでやむなしとは思いますが。
スイス航空の機内サービスはヨーロッパ内のエコノミークラスとしてはたぶん最高品質です。親会社のルフトハンザと違い、温かいキッシュが出てきます。たかがキッシュ。だけどヨーロッパ内の飛行で温かいものが無料で食べられる航空会社って他にあるのでしょうか。あるのなら後学のためにもぜひご教授ください。
翼の上の非常口は上に跳ね上がるタイプ。万一の際も問題なく開けられそうです。もちろん試してません。試すような機会に巡りあいたくもありません。
とどのつまり、このヒコーキ、乗客目線で見ると実に快適でいいヒコーキです。MRJも同じくらい、またはそれ以上に快適なことを願ってます。
スイス航空のフライトだったのですが、機材がなかなか興味深い。まずハノーファーからチューリッヒまではE190 。そしてチューリッヒからダブリンまではC300(A220)。C300(A220)は初体験です。いつもA320シリーズとかATRばかりに乗っているので乗ったことのない機材って本当に久しぶりです。
本レビューはZRH=DUBのみです。HAJ=ZRHにもご興味があるという奇特なお方は拙サイトへどうぞ。https://www.ikikou.com/home/archives/7853
搭乗前。沖止めだったのでバスで駐機場へ移動。
搭乗してまず目につくのがシート配列。2-3という懐かしのMDシリーズを思い出させますが、いや、特に後部座席ではあの爆音でまともに会話すらできないMDと一緒にしたら失礼です。
この2-3の座席配置はまさに万能。2人でも3人でも4人でも(はたまたそれ以上でも)他人と隣り合わせになることなく座ることができます。まあ、私はおひとりさまだったのですが。通路も気持ち広い気がします。通路際に座りましたが毎度A320シリーズで起こるカートと肘の衝突事故は発生しませんでした。
静寂性は…小型機としては十分。特にA320シリーズより静か…などとは感じませんでした。いや、強いて言えばA320NEOシリーズのほうが静かかも。あくまで個人の感想です。
座席ですが、12列目の非常口座席に当たり、かつ、ほぼ満席にもかかわらずお隣さんがいないというプチビジネスクラス状態だったこともあって実に快適。逆にテーブルが遠すぎてノートパソコンのキーボードが打ちづらい…という贅沢な悩みまで。
通常席はどうよ…ということになりそうですが、こちらも見た限りでは足元も十分広そうです。前方の5列ほどが「なんちゃってビジネスクラス」コンフィグレーションらしくシートピッチが若干広いようですが、こちら非常口座席列のほうが更に広いようです。
座席そのものですが、もちろん今どきの薄型シートです。背面はスカスカですが別に不快な感じはしません。2時間程度の飛行なら必要にして十分。座面はホールド感もあり問題なし。つまりなんの不満もありません。そういえば、(スマホの充電などができる)電源の設備がなかったです。
面白いのがこのテーブル。テーブルを開くと中央の「柱」の部分がせり出してきます。あ、別に足元には干渉しないのでご安心を。テーブルはやや小ぶりかも。私の15インチノートパソコンを開くといっぱいいっぱいです。柱のおかげでシートポケットが二分割されており、せいぜい500mlの飲み物のペットボトルが入るくらいです。
オーバーヘッドロッカーはこれまた機内持ち込み手荷物サイズのスーツケースが縦に収納できる大型。ただし、高さはギリギリ。まあ、この小型機でここまでの広さの収納を実現したことは素直に称賛できるかも。
書きながら思ったのですが、A320もB737もオーバーヘッドロッカーは開けたときに下に下がってきませんよね。下がってくるのは比較的大型機のような。小型機にこの機構を採用したことで、小型機にも拘らず、かなり大型のオーバーヘッドロッカーが実装されてます。
ただし、その副作用として、オーバーヘッドロッカーが開いていると、頭上に余裕がなくかなり圧迫感があり、かつ、ポートサイド(左側)の2列の方は見事に通路に干渉します。などと小難しい言い方をしないで有り体に言うと、通路移動中に頭を打つ可能性があります。実際にしたたかに頭を打ち付けている搭乗客を目撃しました。
特に窓際の席に搭乗するためには、頭上に気をつけつつ体を潜り込ませる必要があります。これはこのヒコーキの唯一のケチをつけられる点です。まあ、オーバーヘッドロッカーの大きさとはトレードオフの関係にあるのでやむなしとは思いますが。
スイス航空の機内サービスはヨーロッパ内のエコノミークラスとしてはたぶん最高品質です。親会社のルフトハンザと違い、温かいキッシュが出てきます。たかがキッシュ。だけどヨーロッパ内の飛行で温かいものが無料で食べられる航空会社って他にあるのでしょうか。あるのなら後学のためにもぜひご教授ください。
翼の上の非常口は上に跳ね上がるタイプ。万一の際も問題なく開けられそうです。もちろん試してません。試すような機会に巡りあいたくもありません。
とどのつまり、このヒコーキ、乗客目線で見ると実に快適でいいヒコーキです。MRJも同じくらい、またはそれ以上に快適なことを願ってます。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 12C
- 搭乗クラス
- Y
- 出発予定時刻
- 12:50
- 出発時刻
- 13:32
- 到着予定時刻
- 15:10
- 到着時刻
- 15:20
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