9月19日に日本海飛行のロシア機はSu-35、日本海で初確認の事例に

9月19日に日本海飛行のロシア機はSu-35、日本海で初確認の事例に

ニュース画像 1枚目:ロシア空軍 Su-35戦闘機
© Министерство обороны Российской Федерации
ロシア空軍 Su-35戦闘機

統合幕僚監部は2018年9月20日(木)付けで、ロシア機が9月19日(水)に日本海を飛行した件で、推定ロシア機の飛行機種について変更しました。確認された機体は、当初、Su-27戦闘機が1機、Su-24戦術偵察機が1機と発表していましたが、Su-27ではなくSu-35戦闘機と訂正しました。防衛省が発表済みのロシア機の日本近郊の飛行で、Su-35が確認されたのはこれが初めてとなります。

ロシア国防省は2015年から極東でもSu-35の実戦化を完了、ウラジオストク近郊に配備されているとみられます。Su-35は、先進情報管理システムとイルビス(Irbis)レーダーを装備し、推力偏向装置付きのAL-41F1Sエンジンを搭載して、超高機動性を実現しています。マッハ1.5、高度1万5,000メートル以上で任務可能な性能を持ち、Su-27の更新として導入されています。

なお、9月19日のロシア機の飛行では、航空自衛隊の戦闘機がスクランブル発進し、対応しており、これに伴う領空侵犯などはありませんでした。

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