ユナイテッド航空の787-9による機体動揺、レーダー等情報なく発生

ユナイテッド航空の787-9による機体動揺、レーダー等情報なく発生

運輸安全委員会は2018年9月27日(木)、ユナイテッド航空の787-9、機体記号(レジ)「N29968」の航空事故について、報告書を発表しました。この事案は2017年7月1日(土)に福島空港の南西約45キロメートル、高度約4,500メートルで発生し、客室乗務員が1名、重傷を負った事案です。

この事案は、サンフランシスコ国際空港から羽田空港へ向けて飛行中に、機体が動揺し、客室乗務員が負傷したものです。報告書では、事故について同機が停滞前線付近の雲域の中を降下中に機体が動揺したため、最後部ギャレーで作業をしていた客室乗務員が姿勢を崩し、重傷を負ったことによるものと推定されています。

機体動揺の発生時、雲中を降下中で強いしゅう雨に遭遇し、大きな動揺が予想される情報は表示されていませんでした。動揺発生後は、オートパイロット、オートスロットルを使用していましたが、早く雲を抜けるため、スピードブレーキを使用し、高度15,600フィートから14,000フィートまで降下しました。

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