航空局、航空従事者の飲酒許容量の基準づくりで有識者検討会を設置

航空局、航空従事者の飲酒許容量の基準づくりで有識者検討会を設置

国土交通省航空局は2018年11月6日(火)、ANAウイングスや日本航空(JAL)の運航乗務員が乗務予定の前日に過度な飲酒に起因する運航便の遅延が発生したことを受け、有識者検討会を設置しました。

この検討会では、諸外国の運航乗務員の飲酒関連基準と他の運送事業の飲酒関連基準を参考にしつつ、国内における飲酒に関する基準を検討します。主な検討事項は、運航乗務員の体内アルコール濃度の上限値、運航乗務員に対する乗務前アルコールチェックの義務化、整備士、客室乗務員、運航管理者などの飲酒ルールです。

11月中旬に開催する第1回検討会では現状と課題を整理し、12月中旬の第2回検討会で運航乗務員に対する飲酒許容量を定めた基準案を策定し、中間とりまとめを実施します。その後、整備士や客室乗務員、運航管理者などの飲酒ルールも検討します。

有識者検討会のメンバーは、学識経験者・有識者、日本航空機操縦士協会、航空医学研究センター、全日本航空事業連合会などで構成します。詳しくは、国土交通省のウェブサイトを参照ください。

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