JAL副操縦士、アルコール値が規準値超でイギリス警察が拘束・起訴

JAL副操縦士、アルコール値が規準値超でイギリス警察が拘束・起訴

日本航空(JAL)は2018年11月1日(木)、同社の副操縦士がイギリスで拘束され、起訴されたことが判明したと公表しました。これは現地10月28日(日)、ロンドン・ヒースロー発、羽田行きJL44便に乗務予定の副操縦士から検出されたアルコール値がイギリスの法規に定められた規準を超える疑いが生じたものです。

当該の副操縦士は現地の警察当局に拘束され、あらためて実施された検査で日本時間11月1日5時すぎに現地警察当局は、結果はイギリスの法規に違反するとJALに通知、この運航乗務員は起訴されました。JALが実施していたアルコールの社内検査で検出されませんでした。

JL44便は、社内規定に基づき該当の副操縦士を除く2名の機長で運航が可能との判断から、ヒースロー国際空港を1時間9分の遅延で出発しました。当日のJAL44便は777-300ER、機体記号(レジ)「JA733J」で運航されています。

JALは安全に関する法令違反について、「極めて重大な事例が発生した」とし、関係者や利用者に対して陳謝すると同時に、こうした事態の再発防止に向けた管理の徹底、信頼回復への取り組みを進める方針です。

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