© メトロウェザー
大気計測イメージ
医療やバイオ、AIなど様々な科学分野のベンチャー企業へ出資を行うユーグレナインベストメントは2018年11月19日(月)、研究開発特化型ベンチャーキャピタルファンド「リアルテックファンド」の新たな投資先として、超高分解能ドップラー・ライダーを用いた「高精度風況観測」を提供する、京都大学発のベンチャー「メトロウェザー」へ出資を実施したと発表しました。
「メトロウェザー」では、上空や海上などの離れた場所の風の情報を測定する小型の「ドップラー・ライダー」を開発しています。同社が開発するドップラー・ライダーは、広範囲で高分解能の風況観測が可能で、ドローンの安全運航やゲリラ豪雨の検知、洋上風力発電用の風況モニタリングなど様々な分野への応用が可能で、ドップラー・ライダーを通して「空の安全」の提供を目指します。
ドップラー・ライダーは、ドップラー効果による周波数の変移を観測することで、観測対象の移動速度と変位を光を用いたリモートセンシング技術で観測しています。この技術は空港気象にも活用され、空港気象ドップラーライダーでは、積乱雲などからの風の急激な変化を解析し、「風向や風速の急変(ウィンドシアー)」を管制官や航空会社の運航担当者などに提供しています。
詳しくはユーグレナインベストメントのウェブサイトを参照ください。