エアバスは2012年4月26日、シャークレットを装備したA320の新造機、製造番号「MSN5098」がツールーズでロールアウトしたと発表しました。
MSN5098は5月から試験飛行を開始し、最終的には全体で600飛行時間におよぶ試験飛行を実施します。これらはA320試作機MSN001で実施された初期の試験飛行をフォローするものです。
飛行試験には、CFM56とV2500を搭載した合計7機のシャークレット装備のA320新造機が投入され、それぞれのエンジンを装備した機体の燃費改善状況を実証します。シャークレット装備機の路線投入は2012年第4四半期を予定しており、初号機はCFM56装備機になります。
A320はシャークレット装備で3.5％燃費が改善し、1機あたり年間で700トンものCO2を削減する効果があります。シャークレットは現行のA320新造機にオプション装備され、A320neoには標準装備されます。