日本エアコミューター、運航乗務員の飲酒で遅延 再発防止の徹底と陳謝

日本エアコミューター、運航乗務員の飲酒で遅延 再発防止の徹底と陳謝

日本エアコミューター(JAC)は2018年11月28日(水)、鹿児島空港発、屋久島行JC3741便に乗務予定の機長から、乗務前のアルコール検査で制限値を超えるアルコール濃度が確認されたと公表しました。運航乗務員の交代に伴い、当該便は予定より1時間遅れで運航しました。

鹿児島空港のJACオフィスへ出社時、第三者の立会いでアルコール感知器を使用したアルコール検査を実施し、制限値を超えるアルコール濃度が確認されました。当該便は、当該機長1名と副操縦士1名の計2名で運航する予定でしたが、社内規定で機長の交代が必要と判断したものです。アルコール濃度は規定値0.1ミリグラム/リットル(mg/l)のところ、検出値は0.2mg/lでした。

当該便は機長を交替し、DHC-8-400(Q400)の機体記号(レジ)「JA851C」で運航、乗客数は16名で、予定の8時50分出発のところ9時50分、到着は9時25分予定のところ10時28分で運航しました。

JACは乗務員の飲酒に関して厳格な対応が求められている中でのこうした事例発生について、「大変重く受け止めています」と陳謝しています。これに伴い、当該機材を使用予定の計4便に遅延が発生する見込みで、同社は再発防止に向けた取り組みを徹底する方針です。

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