長崎県、第22航空群の急患搬送5,000回で感謝状 60年間の活動

長崎県、第22航空群の急患搬送5,000回で感謝状 60年間の活動

ニュース画像 1枚目:波佐見焼陶板を利用した記念の盾
© 長崎県
波佐見焼陶板を利用した記念の盾

長崎県は2018年12月10日(月)、海上自衛隊第22航空群へ要請している災害派遣について、急患搬送5,000回の感謝状を贈呈します。大村航空基地に所在する第22航空群は1958年1月に派遣が開始され、2018年9月8日(土)に5,000回目を実施、計60年間の活動です。

感謝状贈呈式は、県庁1階エントランスホールで17時から17時30分に実施する予定で、知事をはじめ長崎県議会議長や五島市長が感謝を表明する予定です。五島市長以外にも大村市長、対馬市長、小値賀町長、新上五島町長が出席します。

贈呈式では、波佐見焼陶板を利用した盾が記念品として贈られます。当日は第22航空群から30名が出席する予定で、第22空群司令をはじめ、第22航空隊司令、第22整備補給隊司令、大村航空基地司令などが参加します。

現在、自衛隊の災害派遣は平成30年の防衛白書によると年間およそ500件、このうち400件は急患搬送を理由としています。急患搬送の主な地域は、長崎県の離島、沖縄や鹿児島の離島、小笠原諸島が大半で、長崎県の要請は沖縄県の148件に次ぐ110件です。

自衛隊へ急患搬送を理由とする災害派遣の要請は、長崎県では長崎医療センターを拠点とする長崎県ドクターヘリ、長崎県防災航空隊ともに出動ができない場合に要請する体制となっており、主に夜間が中心です。また、ドクターヘリは臨時離着陸場と場外離着陸場、県防災航空隊は場外離着陸場を利用できますが、第22航空群はヘリポートと空港のみの利用となります。

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