プロフィット・ハンター、ワールドツアーを終了

プロフィット・ハンター、ワールドツアーを終了

ニュース画像 1枚目:プロフィット・ハンター
© Embraer
プロフィット・ハンター

エンブラエルは2018年12月7日(金)、E190-E2ジェットによる5カ月に及ぶワールドツアーを終了したと公表しました。このツアーは7月にイギリスで開催されたファンボロー・エアショーを皮切りに、39カ国68都市を訪問、航空会社120社に機体を披露、展示しました。機体記号(レジ)「PR-ZGQ」、愛称「プロフィット・ハンター」のE190-E2ジェットは、350時間以上に及ぶデモンストレーションフライトを記録し、地球およそ6周分に相当する125,000海里、およそ231,000キロメートル超を飛行しました。

この期間中、ファンボロー・エアショーをはじめ、珠海での第12回中国国際航空宇宙展、パナマのALTAリーダーズフォーラムのエアショーや航空業界のイベントに参加、アメリカ、ヨーロッパ、中東、アフリカ、中国やアジア太平洋地域の航空会社を訪問しています。10月には伊丹空港での「空の日」開催にあわせ、初訪日も果たしています。

このツアー中、ロンドン・シティをはじめとする短距離の滑走路、チベットやネパールの高高度の滑走路など、機体性能を試される滑走路もありました。また、オセアニアのキリバスへの訪問など、遠隔地への飛行でもその航続性能を問われる機会があり、いずれも成功裡に実施しています。

エンブラエルは第1世代のジェット機と同様に、E190-E2はその性能を航空会社に実機をお披露目することで、信頼を勝ち得た客室などと同様に第2世代の性能の高さを改めてアピールしたとコメントしています。また、ワールドツアーは中断されることも無く、完璧な運用能力とスケジュールの信頼性を示すものであったと強調しています。

E190-E2は、第1世代のE190より約621マイル、およそ1,000キロメートル長い、3,293マイル、5,300キロの最大航続距離を誇り、投入路線の柔軟性が確保されます。メンテナンスコストでも航空会社にメリットがあり、最大で25%削減でき、基本的な整備間隔は10,000飛行時間と、10年間でみると従来機より15日間多く運航に投入できます。

■The Embraer E190-E2 "Shark" Lands  at One of the World's Highest Airports
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