横田基地で2019年1月14日(月)から1月17日(木)までの期間、人員降下訓練が実施されます。実施時間は、通常運用時間の6時から22時です。北関東防衛局が立地自治体の立川市、福生市など東京都と横田基地周辺市町連絡協議会に通知しています。
訓練は、アメリカ空軍横田基地所属のC-130J輸送機を使用し、期間中にのべ150名から200名の人員降下が予定されています。北関東防衛局は1月8日(火)と1月9日(水)の2日間連続でパラシュートが機能しない事態が発生しており、アメリカ軍に対し訓練の実施にあたり日米合同委員会での合意事項の遵守と周辺住民への影響を最小限にとどめるよう申し入れています。
周辺市町連絡協議会は1月11日(金)付けで、在日アメリカ軍横田基地第374空輸航空団司令官に対し、1月14日の「成人の日」は国民の祝日にあたり、基地周辺自治体の多くで成人式が予定されていることから、航空機の飛行を行わないよう求めています。
さらにパラシュートの機能不全について、同型パラシュートを一時使用停止とし、綿密な調査と、再使用時までにパラシュート整備士の再訓練を実施する旨の情報が提供されています。
今回の訓練は異なる型のパラシュート使用ながら、事故の原因究明が十分になされないまま事故発生後数日での訓練再開のため、遺憾の意を表明し、引き続きパラシュート落下事故の調査委員会で徹底的に原因を究明と関係自治体に速やかに情報提供を求めています。また、訓練再開時は、徹底した安全対策と基地周辺地域へ影響を及ぼさないことを要請しています。