ボーイング、アメリカ空軍にKC-46Aペガサス空中給油機を2機納入

ボーイング、アメリカ空軍にKC-46Aペガサス空中給油機を2機納入

ニュース画像 1枚目:マッコーネル空軍基地に到着したKC-46A
© U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Alan Ricker
マッコーネル空軍基地に到着したKC-46A

ボーイングは2019年1月25日(金)、アメリカ空軍に2機のKC-46Aペガサス空中給油機を納入しました。製造したボーイング・エバレット工場の所在するペインフィールドを出発し、カンザス州ウィチタのマッコーネル空軍基地へ向かいました。引き渡しされた機体は、テールナンバー「56009」と「76031」で、それぞれビューロナンバーは「15-46009」と「17-46031」です。

第22空中給油航空団(22nd Air Refueling Wing:ARW)、第931空中給油航空団(931 ARW)がこの機体を運用する予定です。マッコーネル空軍基地は2014年にKC-46Aの配備が決定、その準備を進めており、新機材の受け入れに向け、メンテナンス専用の格納庫、技術訓練、管制塔、訓練用の胴体など多くの施設が設けられています。

マッコーネル空軍基地には今後数週間で、さらに2機のKC-46Aペガサス空中給油機が到着する予定です。すでに訓練のタイムラインが策定されており、ブームオペレータは貨物搭載訓練などを行い、訓練はオクラホマのアルタス空軍基地で実施されます。

22 ARWの第344空中給油中隊(344 ARS)がアメリカ空軍で初のKC-46Aを使用する実戦部隊となる予定で、アメリカ空軍がKC-135の後継機として、767をベースとするKC-46A新型空中給油機の導入を進めます。マッコーネル空軍基地では、初期運用試験と評価を開始します。

なお、アメリカ空軍では間も無く、B-2爆撃機、C-5貨物機、F-35などの航空機で、燃料補給能力を検証を実施します。

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