エアバス、韓国空軍にA330空中給油・輸送機を正式納入

エアバス、韓国空軍にA330空中給油・輸送機を正式納入

ニュース画像 1枚目:韓国空軍 A330 MRTT
© AIRBUS S.A.S.
韓国空軍 A330 MRTT

エアバスは2019年1月30日(水)、韓国空軍が初のA330マルチロール空中給油・輸送機(MRTT)を正式に受領したと発表しました。この機体は製造番号(msn)「1787」、ビューロナンバー「18-001」で、2018年11月に機能改修が実施されたスペイン・ヘタフェからバンクーバーを経由し、釜山にフェリーされていました。

金海航空基地で11月から地上飛行試験など、韓国空軍が正式引き渡しまでの試験が実施されました。A330 MRTTは韓国空軍で7カ国目の導入となり、今回の機材は35機目です。

韓国空軍のA330 MRTTは、トレント700エンジンを搭載、エアバス給油ブームシステムを装備しています。機内は人員輸送、貨物輸送、あるいは緊急医療搬送と目的にあわせたレイアウト変更にも対応しています。

このA330 MRTTは、2018年9月にシンガポール空軍に納入された機体と同様、A330旅客機のアップグレードが反映されているほか、機体構造に変更が加えられ、空力改善が施され燃料は1%ほど向上、軍用アビオニクスのアップグレード、強化が適用されています。

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