ATR、2018年業績目標を達成 納入数76機 受注は52機

ATR、2018年業績目標を達成 納入数76機 受注は52機

ニュース画像 1枚目:日本エアコミューターのATR-72
© ATR
日本エアコミューターのATR-72

ATRは2019年1月31日(木)、2018年の業績を発表しました。2018年の納入機数は76機、受注数は52機、売上高は18億米ドルとおよそ1,960億円で、2017年からの合計受注数は165機、納入数は154機、受注額と出荷額の比率は1倍以上となりました。2018年末の受注残は、約3年分の生産量に相当します。

受注52機のうち、ATR-42-600は20機でした。2018年のターボプロップ機の受注数のうち、約62%がATR-600シリーズで、多くの航空会社から選ばれています。また、新規顧客として、アメリカのシルバー・エアウェイズ、フランス領マヨット島のエワ・エア、日本の北海道エアシステムから受注しているほか、ガーンジー島のオーリニー・エア・サービスから、パイロット向けの状況認識支援システム「クリアビジョン(ClearVision)」を搭載するATR-72-600を受注しています。

このほか2018年は、ATR72型機の1,000機目の引き渡し達成や、カスタマーサポート体制の強化をはじめ、フランスのトゥールーズに新しいトレーニング・シミュレーターの設置、24時間体制のカスタマーサービス・センターの導入などを実施しています。

ATRは2018年現在、113路線を展開し、世界1,346カ所の空港で運航されています。同社では引き続き、成長を目指し地域経済の拡大に貢献していく方針です。

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