ATR-72の1,000機目納入、1989年の初号機納入から約30年

ATR-72の1,000機目納入、1989年の初号機納入から約30年

ニュース画像 1枚目:ATR 72の1,000機目
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ATR 72の1,000機目

ターボプロップ機メーカーのATRは2018年7月17日(火)、ATR-72の1,000機目を引き渡したと発表しました。この機体は、インドのインディゴに納入された機体記号(レジ)「VT-IYJ」のATR-72-600です。

ATR-72は1986年にプログラムが発表され、1989年10月に初号機がフィンエアーに納入されました。フィンエアーは受領した機体をカー・エアにリース、「OH-KRB」として運航されました。1,000機到達まで、28年8カ月にわたり、製造と改良が積み重ねられてきました。

プログラム開始当初のATR-72-200は187機、さらに1997年に改良型としてATR-72-500がアメリカンイーグルを手始めに365機が引き渡しされ、最新のATR-72-600は2009年にローンチし、2011年に初号機がロイヤル・エア・モロッコにデリバリーされ、これまでに448機が納入されています。型式証明では、ATR-72-500とATR-72-600は「ATR-72-212A」と同一ですが、マーケティングでの名称と一部機能の違いがあります。

日本でも日本エアコミューターが最新のATR-72-600の導入を決めるなど、ATR-72はリージョナル機としてベストセラーとなっており、リージョナル・ジェット機と比べても最大45%の消費燃料が少なく運航できます。ATRは2037年までに3,000機のターボプロップ機が市場で必要とされると予測しており、燃費のよさ、環境に優しいリージョナル機として、引き続き販売を強化します。

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