国土交通省航空局は2019年2月1日(金)、空港ターミナルビルの警戒強化策として実施した、爆発物等検知システム実証実験の検証結果を公表しました。実験にはエージーピー、ナスクインターナショナル、日本信号、日本電気の4社共同事業者と日本エム・ケー・エス、日立製作所が参加しています。
この実験は、2018年10月22日(月)から10月26日(金)までの5日間、羽田空港国際線ターミナルで実施されました。ターミナルビルの一般区域に、爆発物や銃火器、有毒ガスの検知が可能なシステムと、これに連動する簡易的なカメラシステムを設置し、一般の利用者が使用し、参加事業者による模擬行動で検証しました。
実証実験に参加した各事業者のシステムは、爆発物などを検知する機能を有していることが確認できました。一方、テロの未然防止に効果を発揮する導入・運用を行うには、空港ターミナルビルの特性にあわせた工夫が必要なことも明らかになりました。
航空局は、この検証結果を関係者に周知し、空港ターミナルビル一般区域の警戒強化を目指します。