超高速インターネット衛星「きずな」の運用終了、不具合解消できず

超高速インターネット衛星「きずな」の運用終了、不具合解消できず

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2019年3月1日(金)、超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)の運用を終了すると発表しました。これは、「きずな」の通信異常発生後、約2週間にわたり地上局から通信を試みるも復旧しないことから、地上からの運用不可能と判断したためです。2月27日(水)15時54分、地上から「きずな」搭載の送信機とバッテリーを停止するコマンドを送信しました。

「きずな」は、2008年2月に種子島宇宙センターからH-IIAロケット14号機に搭載し打ち上げられ、設計寿命の5年を大きく超える11年間運用してきました。広域かつ超高速な衛星通信技術の実証に加え、東日本大震災時には被災地域への通信回線提供や被災地画像を関係機関に提供するなど、多くの成果をあげてきました。

期日: 2019/02/27から
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