アメリカ海軍、F-35CのIOC獲得を宣言

アメリカ海軍、F-35CのIOC獲得を宣言

ニュース画像 1枚目:VFA-147、VFA-125、VFA-101のF-35C
© U.S. Navy photo by Chief Mass Communication Specialist Shannon E. Renfroe
VFA-147、VFA-125、VFA-101のF-35C

アメリカ海軍は2019年2月28日(木)、F-35Cの初期作戦能力(IOC)の獲得を宣言しました。F-35Cの初の部隊は第147戦闘攻撃飛行隊(VFA-147)で、空母「カールヴィンソン(CVN-70)」での空母着艦資格取得訓練(CQ)を完了し、今回のIOCとなりました。F-35CのIOC獲得は、アメリカ海兵隊のF-35B、アメリカ空軍のF-35Aに続くアメリカ軍で使用する最後のF-35となりました。

IOC獲得には、作戦部隊が適切に配置、訓練され、艦隊の作戦を支援する任務を遂行する装備が整っている必要があります。これには、10ブロック3FのF-35Cに対応するスペアパーツ、支援機器、各種技術案内、訓練プログラム、自動兵站情報システム(ALIS)など支援体制を含めて整っている必要があります。さらに、空母側でもVFA-147を支援する適切なインフラ、資格や認証、作戦任務を維持するすべての手順やプロセス、方針の整備について実証が求められます。

アメリカ海軍は今回のIOC獲得を受け、VFA-147を海外展開する準備を開始しています。F-35Cはアメリカ海軍の空母に搭載する最新の戦闘機で、一連のF-35に共通するステルス技術、最先端のアビオニクス、高度な各種センサーなどを活用し、海上空域での優位性、電子妨害などを含む航空支援を主な任務とします。

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