A380「FLYING HONU」、片野坂社長「日本で長年人気に」

A380「FLYING HONU」、片野坂社長「日本で長年人気に」

ニュース画像 1枚目:A380 FLYING HONU
© AIRBUS
A380 FLYING HONU

エアバスは2019年3月20日(水)、トゥールーズで全日空(ANA)に初めてのA380を納入しました。ANAは日本の航空会社として初めてA380を運航します。

デリバリー式典で片野坂社長は、特別塗装機「FLYING HONU」の発表を受けてハワイで大きな歓迎を受けていること、成田/ホノルル線の投入で旅客により高いレベルのサービスを提供できるとし、国際線の供給座席数を増加させる戦略を遂行するにあたり、A380はゲームチェンジャーになると強調しました。

A380の生産終了についても片野坂社長は言及し、エアバスのエンダースCEOが直接、パーツや部品サポートを約束してくれたと明かし、特別塗装が描かれている「HONU(カメ)」が日本では寿命が「万年」と言われていることを引き合いに、この機材は日本で長年に渡り人気を博すだろうとコメントしました。

エアバスは、ANAに納入するA380を2018年4月から最終組み立てに着手し、同年8月に組み立てを完了しています。同年9月17日(月)、初飛行でハンブルクのエアバス工場にフェリーされ、塗装が行われ、テスト飛行が重ねられました。塗装はおよそ20日間で、エアバスが手がけた塗装でももっとも難しい部類の1つでした。

ANAはこのA380を成田国際空港にフェリーする予定で、現地16時30分ごろに出発、成田には3月21日(木・祝)13時ごろに到着する予定です。この機材は5月24日(金)から、定期便に投入される予定で、当初は火、金、日の週3便で運航されます。

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