ターキッシュ・エアラインズの貨物部門であるターキッシュ・カーゴは、2019年3月20日(水)、トプカプ宮殿が所蔵する186点、8トン以上の歴史的芸術品を輸送したと発表しました。機体記号(レジ)「TC-LJN」の777貨物機で3月15日(金)、成田国際空港に飛来しています。
イスタンブールから日本への輸送時には、専門家チームが集結し、保護材で宝飾品や美術工芸品の特質や構造を守り、安全性の高い56の木箱が使用されました。美術品の中には、「立法者スレイマン1世のベッド」「スルタン・オスマン2世のカフタン」「儀式用宝飾水筒」や明治天皇からアブデュルハミト2世に贈られた「有線七宝の花瓶」などが含まれています。
この芸術品は、3月20日(水)から5月20日(月)まで、東京・六本木の国立新美術館で開催されている「トルコ文化年2019 トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」で展示されているほか、6月14日(金)から7月28日(日)には京都国立近代美術館で展示されます。