運輸安全委員会、2018年発生のセスナ機体損傷で調査報告 鳥衝突で

運輸安全委員会、2018年発生のセスナ機体損傷で調査報告 鳥衝突で

運輸安全委員会は2019年3月28日(木)、2018年に発生した岡山航空のセスナ172Rに鳥が衝突し、機体が損傷した事案について、調査報告書を公表しました。

この事案は2018年7月25日(水)、岡山航空のセスナ172R、機体記号(レジ)「JA10AZ」が、岡南飛行場を離陸後、同飛行場の西およそ1キロメートル、高度約90メートルで鳥と衝突し、機体が損傷したものです。同機には機長ほか訓練生2名の計3名が搭乗していましたが、死傷者はありません。

報告書では、岡南飛行場へ向けて右旋回中に、鳥と衝突し、右主翼前縁を損傷したものとみています。また、制限地着陸の訓練中であったことから、鳥の存在に気づきにくく、気が付いたとして鳥の視認から衝突までの時間で回避操作を行うのは困難だったとみています。

なお、同機に衝突した鳥はトビで、衝突後も右主翼前縁に張り付いた状態で、同機の着陸後に滑走路に落下、回収されています。

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