防衛省統合幕僚監部は2019年4月27日(土)、ロシア海軍艦艇による対馬海峡の航行を確認したと発表しました。
確認された動きは、4月24日(水)17時ごろ、海上自衛隊第5護衛隊所属で佐世保基地の護衛艦「ありあけ(DD-109)」が、上対馬の北東約150キロメートルの海域を南西進する、ロシア海軍ステレグシュチイ級フリゲートとキロ級潜水艦、イゴリ・ベロウソフ級潜水艦救難艦の計3隻を確認しています。
また、4月26日(金)10時ごろ、海上自衛隊第4航空群所属で厚木基地のP-1が、上対馬の北東約180キロメートルの海域を南西進する、ロシア海軍スラヴァ級ミサイル巡洋艦とロプチャーⅠ級戦車揚陸艦の合計2隻を確認しています。
対馬海峡を通過した艦艇はステレグシュチイ級フリゲートが「333」の「ソヴエルシェンヌイ」、スラヴァ級が「011」、ロプチャーⅠ級は「066」でした。これらの艦艇は、対馬海峡を南下し、東シナ海へ向けて航行したことが確認されています。