ベトナム航空、2019年第1四半期にグループ全体で72億円の連結利益

ベトナム航空、2019年第1四半期にグループ全体で72億円の連結利益

ベトナム航空グループは2019年4月25日(木)、2019年第1四半期に1兆5,000億ドン、日本円で72億円の連結利益を達成したと公表しました。安定した為替相場と安価な燃料価格を受け、ベトナム航空グループ全体の業績が向上したと評しています。

ベトナム航空全体の連結収益は前年同期比4.3%増の1,248億円、税引前利益は年次計画の45%に相当する72億円に達しました。このうち、ベトナム航空の推定収益は、前年同期比5.5%増の928億3,200万円、税引前利益は36.6%増の57億6,000万円を達成しています。

利用者数は概算で前年同期比2.5%増の540万人、便数は2%以上増の3万3,500便で、定時運航(OTP)率は90%となり、世界でもトップクラスの実績を残しています。2019年1月から3月は、乗客全体の半数がウェブサイトやアプリ、チェックイン・キオスクでのオンライン・チェックインを利用しており、先進技術への投資効果が見え、サービス向上と航空インフラニーズの解決に貢献した結果となっています。

また、ベトナム航空は、ホーチミン/チューライ線やダナン/カントー線などの国内線を拡大し、A350-900といった大型機の導入やA321neoの中型機を2機導入するなど、増加する旅行需要に対応しています。このほか、整備、修理、オーバーホールといったMROサービス強化に向け、シンガポール・テクノロジーズ・エアロスペースとの共同事業の設立、セイバーやカンボジア観光省との戦略的提携の拡大など、海外企業との提携拡大にも積極的に取り組みました。

2019年第2四半期では、10機あるA321neoをフル稼働させ、787-10の導入準備を進めるほか、ホーチミン株式取引所(HOSE)への上場、2019年株主総会の開催などが予定されています。

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