国交省、NAAに大臣意見を送付 成田機能強化の環境影響評価書

国交省、NAAに大臣意見を送付 成田機能強化の環境影響評価書

国土交通省航空局は2019年5月8日(水)、成田空港の機能強化に関連する環境影響評価書の国土交通大臣意見を成田国際空港(NAA)に送付しました。環境影響評価法第24条の規定に基づく手続きで、2,500メートル以上の滑走路新設、または延長後の滑走路が2,500メートル以上かつ延長500メートル以上の延長を行う場合、環境影響評価の対象となっています。

成田空港は、3,500メートルのC滑走路を新設、1,000メートルを延長し3,500メートルを計画するB滑走路の延長する計画を進めています。NAAは今後、国交相の意見を踏まえ環境影響評価書を補正し、関係する都道府県知事、市町村長、許認可する国交相へ送付し、公告、縦覧の手続きが求められています。

大臣意見は、滑走路の新設と延伸のいずれも、地域に重大な影響が生ずることが予想され、その影響を極力回避、または低減すること、特に成田空港を含む対象事業実施区域及びその周辺において、最大限の環境保全策を講ずることを求めています。

また、地元の地方公共団体や住民など関係者への説明だけでなく、国土交通省、千葉県、関係市町、NAAによる四者協議会などでも、環境保全面を含めた最適な計画の立案に関連する検討の経緯や内容について公表するよう意見しています。

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