第二管区、自治体ヘリポートに燃料保管庫を設置 体制強化で全国初の事例

第二管区、自治体ヘリポートに燃料保管庫を設置 体制強化で全国初の事例

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© 海上保安庁
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第二管区海上保安本部は2019年3月、岩手県田野畑村が設置した田野畑村臨時防災ヘリポートの使用に関する協定を締結、運用を開始しました。田野畑村臨時防災ヘリポートは、主に岩手県防災航空隊のヘリコプターが活動する拠点として、田野畑村が2017年11月に広域的な災害救助、救命医療活動、捜索活動の航空輸送拠点として設置した施設です。

海岸部に近く、活動の幅が広がり、田野畑村にも有益であるとの判断から、第二管区は現地調査や関係各所との調整を経て、同地に燃料保管庫を設置しました。海上保安庁が自治体設置のヘリポートに燃料保管庫を設置したのは、全国で初めての事例です。

これを記念し、5月29日(水)に「田野畑村臨時防災ヘリポート使用協定締結記念式典」が挙行される予定です。当日は記念撮影、展示訓練、保育園児から海上保安庁のヘリコプター機長に千羽鶴の贈呈を通じた安全運航のお願い、さらに関係者向けの機体見学などが実施されます。この協定により、釜石、宮古地区で海上保安庁ヘリコプターが活動する場合、現場での対応可能な時間が大幅に長くなり、活動の幅が広がることが期待されています。

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