イギリス空軍はこのほど、フランスの第118モン=ド=マルサン空軍基地で開催された北大西洋条約機構(NATO)のタイガー部隊による毎年恒例の演習、いわゆる「タイガーミート」へ参加しました。イギリス空軍は第230飛行隊のウェストランド・ピューマが、各国から集まったタイガー部隊と演習や交流行事で相互理解を深めました。
2019年はドイツ、ベルギー、スペイン、フランス、ハンガリー、イタリア、ノルウェー、ポーランド、チェコ、スイス、オーストリア、ポルトガルが参加し、ヘリコプターやジェット戦闘機で、多国籍、かつ複合的な演習が実施されました。また、今回は正式メンバーにフランス陸軍の第3戦闘ヘリコプター連隊の参加が承認されました。
「タイガーミート」は各国が持ち回りで実施し、航空ファンの来場を含む広報的な役割を担うと同時に、NATO加盟国同士の空軍隊員たちが、普段とは異なる環境で共同任務を通じ、将来の不足の事態に備えた即応性にも重きが置かれた訓練です。第230飛行隊はピューマを運用した複合的な訓練で、空襲、航空機による潜入や攻撃任務などを計画、実施しました。
■2019年タイガーミート参加部隊 <イギリス>第230飛行隊 <ドイツ>第51戦術戦闘飛行隊 「インメルマン」 <ベルギー>第31飛行隊 <スペイン>第142飛行隊、第15飛行隊 <フランス> ・空軍:05/330実験飛行隊 1/7戦闘飛行隊「プロヴァンス」 ・海軍:第11F海軍航空隊 ・陸軍:第3戦闘ヘリコプター連隊 <ハンガリー>59/1飛行隊 <イタリア>第8航空団 第21航空団 第387飛行隊、第388飛行隊 <ノルウェー>第338飛行隊 <ポーランド>第6飛行隊 <チェコ>第211戦術飛行隊 第221攻撃ヘリコプター飛行隊 <スイス>第11飛行隊 <オーストリア>第1ジェット練習飛行隊 <ポルトガル>第301飛行隊「ジャガーズ」