スターフライヤー、国際線は出だし低めも現在は上昇 「手ごたえ確か」

スターフライヤー、国際線は出だし低めも現在は上昇 「手ごたえ確か」

ニュース画像 1枚目:スターフライヤー A320
© AIRBUS
スターフライヤー A320

スターフライヤーは2019年5月16日(木)、2019(平成31)年3月期決算の説明会で国際線について「手ごたえ確か」との認識を示しました。スターフライヤーは2018年10月28日(日)に、名古屋(セントレア)、北九州発着の台北・桃園線で国際線に参入しました。販売開始が遅れ、就航当初の利用率は11月単月で53%とやや低めでしたが、3月単月には75%と、期末にかけて上昇しています。

2019年3月期の営業収入は前期比4.8%増の399億3,700万円、営業利益56.0%減の12億6,400万円、経常利益54.2%減の12億5,000万円、当期純利益72.7%減の5億1,300万円でした。高水準で推移した原油価格や国際線開設準備のための人員増含む初期費用などを主因として、対前期では増収減益となっています。

輸送実績は、国内線の有償旅客数が前期比2.7%増の159万6,000人、座席利用率は76.1%で前期から0.6ポイント増、提供座席キロ(ASK)が前年比1.9%増となりました。

2020(平成32)年3月期の業績予想では、国内線で那覇線の知名度向上やレベニューマネジメントのさらなる強化、国際線では台北線の通年化に加え、福岡/台北線の就航を引き続き目指します。また2019年上期中に新造機1機をオペレーティングリースにより導入し、路線拡大による成長継続を施策に挙げています。

これらにより2020年3月期通期では、営業収入が前期比6.2%増の424億円、営業利益13.0%減の11億円、経常利益20.0%減の10億円、純利益22.0%減の4億円を業績予想としています。

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