ノースロップ・グラマン、空自初のE-2Dアドバンスド・ホークアイ納入

ノースロップ・グラマン、空自初のE-2Dアドバンスド・ホークアイ納入

ニュース画像 1枚目:空自向けE-2Dアドバンスド・ホークアイ
© Northrop Grumman
空自向けE-2Dアドバンスド・ホークアイ

ノースロップ・グラマンは2019年5月31日(金)、航空自衛隊にE-2Dアドバンスド・ホークアイの初号機を納入したと公表しました。引き渡しは3月29日(金)で、これを前に2018年12月から空自はE-2Dの飛行訓練を実施していました。

防衛省は2014年11月、次世代の空中早期警戒機としてE-2Dアドバンスド・ホークアイを選定しました。これを受け、アメリカ国防安全保障協力局(DSCA)は2015年6月、E-2Dアドバンスド・ホークアイ早期警戒管制機と関連機器、部品、サポートなどを、対外有償軍事援助(FMS)で輸出することを承認しています。

ノースロップ・グラマンは2016年1月、アメリカ海軍から航空自衛隊向けのE-2Dアドバンスドホークアイを生産する契約変更を受け付け、製造に着手したことを発表していました。同社はE-2Dの納入により、日本の安全保障ニーズを上回る空中早期警戒監視能力を提供するとコメントしています。

空自はE-2Dをすでに4機を発注済みで、さらに9機を追加発注する見込みです。E-2Dはアメリカ海軍も運用しており、搭載するレーダー技術で各種の脅威を追尾するだけでなく、人道支援、災害救助など民間の緊急任務にも活用できます。また、この機体整備でノースロップ・グラマンは日本企業と連携し、維持、整備で空自へのサポートを継続します。

この記事に関連するニュース
メニューを開く