NAA、成田空港の滑走路と誘導路の点検作業に赤外線路面点検車を導入

NAA、成田空港の滑走路と誘導路の点検作業に赤外線路面点検車を導入

ニュース画像 1枚目:赤外線路面点検車
© 成田国際空港
赤外線路面点検車

成田国際空港(NAA)は2019年7月から、NAAグループのエアポートメンテナンスサービスと協力し、成田空港の滑走路、誘導路の点検作業に、赤外線路面点検車を導入します。

導入される赤外線路面点検車は、舗装の温度差を測定することで、目視で確認できなかったアスファルト舗装内部の変状を可視化できます。これにより、従来の人力による目視点検と比べ、4倍の速度で点検ができるようになります。

赤外線路面点検車は赤外線カメラを搭載し、測定幅が4.5メートル、測定速度が30キロメートルで、GPSやLED作業灯、黄色警光灯が装備されています。これらの装備により、舗装内部変状の検出、測定機器の車両搭載による高速度化、変状評価の均質化をはかり、将来的には舗装表面変状の自動検出、AIを活用した損傷診断で判定を自動化し、プロジェクションマッピング機能による高精度化なとに取り組みます。

今回の導入は、NAAが中長期経営構想に掲げるスマートオペレーションの取り組み策の1つです。同社は、空港の安全、安定運用をめざし、高度化、効率化を含む空港運用業務の生産性向上に取り組んでいます。

※当初の配信記事に文字の誤りがありました。訂正するとともに、お読みいただいた読者、関係者の皆さまにお詫びいたします。(2019-06-12 14:30)

期日: 2019/07/01から
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