MRJ改めスペースジェット、パリに展示

MRJ改めスペースジェット、パリに展示

ニュース画像 1枚目:スペースジェット M90
© 三菱航空機
スペースジェット M90

三菱航空機は2019年6月15日(土)、パリ・エアショーの開幕前に同社が開発を進めるスペースジェット、機体記号(レジ)「JA23MJ」をル・ブールジェ空港に飛行させ、展示の準備を進めています。三菱航空機は6月13日(木)、リージョナルジェット機の名称をMRJから「三菱スペースジェット(Mitsubishi SpaceJet)」ファミリーに変更すると正式に発表し、パリでの展示に臨む方針を示していました。

これまでのMRJ90を「SpaceJet M90」、コンセプト段階の「SpaceJet M100」の2機種で構成するスペースジェットは、SpaceJet M90の初号機を全日空(ANA)に納入する方針で、アメリカ市場に対応するMRJ70の検討内容を発展させたSpaceJet M100の詳細が明らかになるかが今回のパリでの焦点の1つです。

さらにボンバルディアと三菱重工業が協議する買収交渉がまとまるかも注目されます。両社は交渉がまとまらない可能性もあると言及しているものの、三菱側はMRJからスペースジェットへの名称変更と同時にアメリカ市場での動向が焦点となっており、そのサポート体制を持つCRJ事業の取り込みは、三菱航空機の航空機開発の成否にも関わるとみられます。

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