東邦航空運航のテレビ朝日向けAS355、愛川町付近に予防着陸

東邦航空運航のテレビ朝日向けAS355、愛川町付近に予防着陸

国土交通省は2019年6月20日(木)、東邦航空が運航していたテレビ朝日向け取材機が予防着陸した事案を、重大インシデントに認定しました。報道によると、6月19日(水)17時55分ごろ、AS355F2の機体記号(レジ)「JA6697」が飛行中、2基搭載するエンジンの1基が止まり、予防着陸する旨をパイロットが東邦航空に連絡していました。

この機体は、6月19日(水)17時35分ごろ東京ヘリポートを離陸し、神奈川県で収容しようとした男が愛川町付近で逃走した事件の取材で飛行中だったとみられます。愛川町付近の高度およそ640メートルを飛行中、左側エンジンが停止し、予防着陸の判断に至った模様です。

その後の確認でエンジン圧縮機を覆うケースに穴が開き、破片がケースを突き破った状態が確認されました。これを受け、航空局は重大インシデントに認定し、運輸安全委員会が調査にあたります。当該機に搭乗していたパイロット、カメラマンなど計3名に怪我などはありませんでした。

テレビ朝日は「JA01EX」と「JA02EX」の2機を主に使用していますが、当日のAS355F2は東邦航空による予備機とみられます。

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