エバー航空、787-10導入 6月28日から定期便 日本路線にも登場

エバー航空、787-10導入 6月28日から定期便 日本路線にも登場

ニュース画像 1枚目:エバー航空 787-10
© Boeing
エバー航空 787-10

ボーイングは2019年6月21日(金)、エバー航空に初の787-10ドリームライナー、機体記号(レジ)「B-17801」を引き渡しました。エバー航空は787-10を計20機、発注済みで、これらの機材は需要の多いアジア路線に導入される予定です。エバー航空は、すでに4機の787-9ドリームライナーを保有、運航しており、787としては2機種目です。

エバー航空は787-9よりおよそ15%多くの客室を提供できる787-10により、長期的な成功を実現できるとコメントしています。787は軽量複合材料を素材に造られ、先進的なGEnxエンジンを搭載しており、燃料効率が良く、乗客が機内で快適に過ごすことができるドリームライナー・ファミリーで最も大きな機種です。

エバー航空の787-10は2クラス構成で、ビジネス34席、エコノミー308席、計342席を搭載しています。ビジネスクラスのローレル・クラスにはBMWグループのデザインワークスのシートが搭載され、その幅は23インチで、充実した機内エンターテイメントを提供しています。また、レカロの人間工学を反映したティーグによるシートもエコノミーに搭載され、快適性が高められています。これにより、エバー航空の長距離路線の機材は、777-300ER、787-9、そして787-10で運航します。

この機材は6月28日(金)、台北/香港線に投入され、その後は日本路線や中国本土路線にも使用される予定です。これらの慣熟飛行の後、2019年第4四半期からブリスベン線に投入し、2020年第1四半期にはバンクーバー線の機材も更新する予定です。

なお、エバー航空は787の運用効率の向上を目指し、ボーイングが提供するメンテナンス・サービスのうち、グローバルプール、メンテナンス・パフォーマンス・ツールボックス、機体管理ツール、電子フライトバッグなどを契約、導入しています。また、ボーイングと契約する各社がアクセスできる、部品やコンポーネント、ライン整備での交換可能ユニットを利用しています。

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