関西エアポート、関空内浄化センターでの不適切な行為で大阪府から警告

関西エアポート、関空内浄化センターでの不適切な行為で大阪府から警告

関西エアポートは2019年7月26日(金)、同社が運営する関西国際空港内の浄化センターで不適切な行為が行われていた事案が確認されたことから、7月5日(金)付けで大阪府から警告書による行政指導を受けたと公表しました。

不適切な行為として、自主水質管理基準を超える中水の放流と、処理水や中水の地下浸透させる行為を行ったこと、放流の許可を受けていない雨水専用排出口からの処理水と中水を放流したこと、中水を許可申請していた用途以外に使用したこと、汚濁負荷量の測定の不履行を挙げています。なお、一部自主水質管理基準を超過した中水の放流に伴う環境への影響は、有識者によるシミュレーションの評価を実施した結果、影響がないことを確認しています。

今回この行為が発生したのは、関西エアポートと委託先で規定、許認可の内容・趣旨、施設の敷設状況について十分な認識やその共有がなされおらず、委託業務の管理体制が十分に確立されていなかったことなどが原因としています。

関西エアポートでは、再発防止策として、管理体制の見直しと強化、排水処理状態の可視化、マニュアルの改訂と教育・訓練の充実、法令違反の原因となりうる設備構造箇所の使用停止措置と改修、許可申請内容の見直しと再申請を行います。

期日: 2019/07/05
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