エアバスのA220-300飛行試験機が2019年8月6日(火)、中部国際空港(セントレア)に初飛来しました。アジアの各都市に飛行するデモ飛行ツアーの一環で飛来し、関係者に披露されています。
このA220-300は機体記号(レジ)「C-FFDO」で、モノクラス仕様の客室に143席を装備しています。セントレアで航空会社やリース会社、報道関係者などを乗せておよそ1時間のデモ飛行を実施し、最先端の運航性能、快適な乗り心地、日本での運航における利点などが紹介されました。
A220ファミリーはA220-100と大きなA220-300の2機種で構成、100席から150席市場に対応する旅客機です。A220の航続距離と輸送能力は、日本から新たな地域路線の開設や、利益性はあるものの比較的旅客数の多くない路線での運航に最適な機体です。国際線から国内線、あるいは地域路線への乗り継ぎにコスト効率の優れた運航ができることが特徴です。
現在、アジア太平洋地域では大韓航空が韓国の国内線と国際線でA220-300を運航しています。また、バヌアツ航空がA220-100を2機とA220-300を2機の計4機を2019年2月に発注しています。