アメリカ国防総省は2012年6月6日、ロッキード・マーティンF-22ラプターの飛行制限が続いているものの、運用には支障を来たしていないと発表しました。
F-22は酸素供給システムに欠陥があり、これまで12人のパイロットが低酸素症と見られる症状を起こし、これが原因とみられる墜落事故がアラスカで1件発生しています。
事態を重く見たパネッタ国防長官は、F-22に酸素供給の自動バックアップ装置の搭載と、それが完了するまでは問題が起きた際に緊急着陸できる範囲での飛行に制限する措置を取るよう空軍に指示していました。