パネッタ米国防長官が、F-22の安全策を指示

パネッタ米国防長官が、F-22の安全策を指示

アメリカ空軍は2012年5月15日、レオンE.パネッタ国防長官から、ロッキード・マーティンF-22ラプター戦闘機の安全策について、追加措置を取るよう指示を受けたと発表しました。

F-22は2008年から、12件のパイロットの低酸素症とみられる問題が発生していました。それが原因とされる墜落事故が2010年11月にアラスカで起き、パイロット1名が死亡しています。最近では2名のパイロットが全国放送にTV出演して問題を提起し、数名のパイロットが搭乗を拒否する事態を招いていました。

国防長官の指示により、アメリカ国内で飛行するF-22は酸素のバックアップ・システムが搭載されるまで、安全に着陸できる範囲内での飛行に留められるとしています。そして、自動バックアップ・システムは今年の11月末までに試験を完了し、12月から毎月10機のペースで搭載作業が行われます。これらの進捗状況は逐一国防長官に報告されます。

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