キャセイ、2019年上半期決算 純利益13.47億香港ドルで黒字転換

キャセイ、2019年上半期決算 純利益13.47億香港ドルで黒字転換

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キャセイパシフィック・グループ

キャセイパシフィック・グループは2019年8月7日(水)、2019年1月から6月までの上半期決算を発表しました。2018年上半期の純損益は2億6,300万香港ドルで赤字でしたが、今期は13億4,700万香港ドルで黒字に転換しました。燃料価格の下降が上半期の利益を押し上げた一方、米ドル高を押し下げ要因として挙げています。

全体の売上高は前年同期比0.9%増の535億香港ドル、このうち旅客事業では前年同期比5.6%増の374億4,900万香港ドルを計上しました。2018年以降の新規開設路線、また既存路線の増便、高需要路線への大型機材投入などが売上増の主な要因で、供給座席数は6.7%増、座席占有率は前年同期と同じ84.2%でした。輸送旅客人数は1,830万人で4.4%増となりましが、上級クラスと長距離路線のエコノミークラスの競争激化と為替変動で、旅客1人の1キロメートル輸送あたりの収入は54.9香港セントで0.9%減となっています。

なお、グループ下半期の業績は通常上半期を上回り、今年も例年通りであることを期待しつつも、香港における抗議活動により7月の香港へのインバウンド旅客数が減少していることや、米ドル高が今後も続くと予想されるなど、不確実要因を抱えていると説明しています。また、ジョン・スローサー会長は先日発表した香港エクスプレスの買収に関して、格安航空会社(LCC)の事業モデルを維持し、ネットワークを拡げながらキャセイパシフィックグループとの相乗効果を最大限に高めていくとコメントしています。

期日: 2019/01/01 〜 2019/06/30
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