ロシア国防省は、ステルス無人攻撃機の試作機スホーイS-70オホートニク-Bが2019年8月3日(土)に初飛行をした映像を公表しました。高度600メートルをおよそ20分間、飛行しました。
スホーイS-70オホートニク-Bは、ハンターBとも呼ばれています。MAKS 2007でMiGがモックアップを公表し、無人偵察攻撃機スキャットを基に開発されました。外形はノースロップ・グラマンX-47Bに似た全翼機です。
全幅が20メートル、機体重量20トンと推定されており、F-15とほぼ同じ規模の機体です。エンジンはSu-27に搭載されるAL-31、またはSu-57に搭載されるAL-41が1基搭載されている模様です。速度は1,000キロメートル、航続距離は6,000キロメートルと推定されています。
武装は、胴体のウェポンベイ内に収納し、2トンから3トンの兵器を搭載可能とみられます。ステルス性に優れ、敵地に気付かれずに侵入し、精密攻撃を実施する目的の機体で、スホーイが開発中のステルス戦闘機Su-57と連携した作戦が出来る様に設計されています。