統合幕僚監部は2019年8月8日(木)、ロシア機が日本海を飛行したと発表しました。航空自衛隊の戦闘機がスクランブル発進、対応しており、これに伴う領空侵犯などはありませんでした。
確認された機体は、ロシア海軍所属のTu-142MZ哨戒機が2機で、対馬海峡を東シナ海へ飛行した後、再び対馬海峡を通り、日本海方面へ飛行しました。公開されている画像によると、ビューロナンバーは「RF-34108」と記されている模様です。
Tu-142MZ哨戒機はTu-95爆撃機を基にした哨戒型で、主翼と主脚を大幅に改造しています。垂直尾翼上端に磁気探知機(MAD)が付いているのが特徴です。Tu-142は1968年から約100機生産され、Tu-142MZは1980年代に近代化改修されたものです。ロシア海軍の他、インド海軍がTu-142MK-を8機保有しています。