アメリカ海軍、東部艦隊即応センターにF-35用レーザー設備を導入

アメリカ海軍、東部艦隊即応センターにF-35用レーザー設備を導入

ニュース画像 1枚目:F-35BライトニングIIの施設
© U.S. Navy photo by Heather Wilburn
F-35BライトニングIIの施設

アメリカ海軍は2019年8月20日(火)、 ノースカロライナ州チェリーポイント海兵航空基地にある、東部艦隊即応センター(FRCE)にレーザーショックピーニングの設備を予算600万ドルで着工したことを公表しました。検証のため、F-35が6月に到着、7月に建設をはじめ、この設備は2020年からの運用を予定しています。

これにより、FRCEはレーザー技術を用いてF-35の構造強化する世界で2カ所のうちの1つになります。レーザーショックピーニングは、機体表面にコーティングを施し、レーザービームを面で照射するものです。従来のガラスビーズや金属をあてるショットピーニングでは表面に小さなくぼみが出来ますが、レーザーショックピーニングで金属の損傷耐性、疲労寿命、強度が向上します。

機体表面が均一に構造を強化できるレーザーショックピーニングはステルスの特性を落せないF-35などのステルス機にとっては非常に重要な設備になります。

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