大韓航空、機内で発生した緊急患者に乗務員が対応 無事救命

大韓航空、機内で発生した緊急患者に乗務員が対応 無事救命

ニュース画像 1枚目:大韓航空 787-9
© 大韓航空
大韓航空 787-9

大韓航空は2019年8月18日(日)17時50分ごろ、ソウル・金浦空港発関西行きKE739便の機内で発生した緊急患者に乗務員が対応し、救命したと発表しました。

発生したのは着陸態勢に入ってまもなくした頃で、エコノミークラスに搭乗していた12歳の日本人女児が呼吸困難を起こしたことから、乗務員が様子を確認し直ちに救命措置を行っています。

両腕で患者を後ろから抱きかかえ、拳を臍とみぞおちの中間に置き、両手で強く押し上げるように圧力を与えて異物を抜き取るハイムリッヒ法を行いました。すぐに意識は戻らず、機内に医者が搭乗していなかったため、引き続き対応したところ、患者の胸部で空気の音が聞こえた瞬間、患者の呼吸が戻りました。原因は、抜けた奥歯の乳歯が気道をふさいでいたためと判明しています。

順調に回復し、着陸時には介助なく歩ける状態でしたが、到着後すぐに下りられるよう機内の座席の最前方に患者とその家族が座れるように手配し、病院の緊急治療室を訪問するように案内しました。

大韓航空では、年1回の定期安全教育で応急処置法、心肺蘇生法(CPR)と自動心臓パドル(AED)の使用方法の実習など機内の航空救急に関する体系的な教育を実施しており、今回も対応も日ごろから機内で発生する可能性があるさまざまな緊急事態に備えて着実に訓練を重ねてきた結果とコメントしています。今後も利用者が安心して利用できるよう、最善の努力を続けます。

期日: 2019/08/18
メニューを開く