沖縄県総合防災訓練、陸海空3自衛隊も離島統合防災訓練で連携を強化

沖縄県総合防災訓練、陸海空3自衛隊も離島統合防災訓練で連携を強化

ニュース画像 1枚目:ヘリによる負傷者の搬送 イメージ
© 沖縄県
ヘリによる負傷者の搬送 イメージ

統合幕僚監部は2019年9月1日(日)、2019(令和元)年度「離島統合防災訓練」を実施します。沖縄県が実施する総合防災訓練にあわせ、離島での突発的な大規模災害への対処を実動訓練し、自治体と防災関係機関の連携を強化し、自衛隊の離島災害対処能力の維持、向上を図ります。宮古島市のトゥリバー地区を主会場に、13時から15時まで実施します。

この訓練は、宮古圏域に甚大な被害が発生した想定に基づき、住民参加による避難訓練、消防、自衛隊、医療機関等による救助訓練、通信・電力・輸送などのライフライン関係の防災機材・車両の展示など、各関係機関が参加した総合的な訓練です。

訓練は偵察訓練、被災現場における救出・救助訓練、災害派遣医療チーム「DMAT」などの空輸訓練、避難住民・傷病者輸送訓練、航空搬送拠点臨時医療施設「SCU」の開設や運営支援訓練、炊き出し訓練などを実施します。

航空偵察では、中日本航空が運航受託する沖縄総合事務局ヘリコプターをはじめ、沖縄県警察、航空自衛隊のU-125Aが使用されます。同時に主会場の広域搬送拠点の宮古空港(SCU)と沖縄本島を空自C-2でDMATや人員を輸送します。負傷者や人員の輸送には下地島や多良間空港も活用します。

このうち、負傷者の輸送ではMESHサポートのボナンザA36、陸上自衛隊のUH-60JA、海上保安庁のAW139、空自のUH-60JとCH-47Jなどが使用されます。各機が被災地外SCUとして機能する海自輸送艦「しもきた(LST-4002)」に着艦します。しもきたには、八重山、伊良部島、多良間島からの負傷者搬送が計画されています。

なお、自衛隊は人員500名、航空機10機、艦艇1隻、車両50両ほどが参加します。航空機は、陸自の西部方面隊からUH-60JAの1機とCH-47JAの1機の計2機、海自はP-3Cが1機、空自はU-125Aが1機、CH-47Jが1機、UH-60Jが1機、C-130Hが1機、C-2が1機、F-15が2機です。

期日: 2019/09/01
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